彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「た、高千穂さんだけじゃなく、可児君と円城寺君も・・・・龍星軍の人が襲われたんです!」

「なんだって!?」



襲われた!?





「涼子ちゃん、どういうこと!?」

「下校してたら・・・・いきなり、黒車とバイクが、前を歩いていた高千穂さん達を取り囲んで・・・!」

「どうなったの!?」

「喧嘩になって、他の人が先生を呼ぶ前に、円城寺君がやられて・・・」

「円城寺君が?」





付き合いは始まった場からだけど、中学生時代から有名なヤンキーだった円城寺君。

前回、前々回の戦いから見ても、ケンカ慣れしてるはずなのに――――





「やられたんですか?」

「はい・・・!」





それで答えが出た。





「敵は、武器を使ったんじゃないんですか?」

「そうです!」


やっぱり。



(素手で、彼がやられるわけないもんね・・・)





初対面の時のことを思えば、そうとしか考えられない。

それで1人で納得していたら、声を震わせながら涼子ちゃんが言った。





「わ、私のせいなでんです!!」

「どういうこと?」

「わ・・・私が運悪く、彼の近くにいたから!近くにいたから、人質にされて・・・」

「ええ!?大丈夫なの、涼子ちゃん!?怪我してない!?我慢してない!?痛かったら、正直に話そうよ!?」

「私は無傷です!でもそのせいで、円城寺君は無抵抗でやられて・・・!私、見てられなくて――――!」

「それで、危ないと知らせに来てくれたのかい!?僕を呼びに来たんですね!?」

「そうだけど、少し違うんです!」

「なにが??」

「円城寺君がやられて、気づいたら、可児君が高千穂さんをかばって怪我して、高千穂さんは無事だったけど、長谷部君と吾妻君がー!」

「秀君と悠斗君がどうしたの!?」

「後からやってきた白い車に押し込められて、さらわれたんですっ!!

「ええ!?」





(そこは普通、女の子じゃないの!?)



〔★さらわれたのは、ナイト達だった★〕