彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「よかった!凛君、いた!!」

「え!?君はー・・・・!?」





息を切らせながら現れたのは、カバンを両手で抱きかかえた眼鏡の女の子。

カンナさんと同じデザインのスカートをはいている子。





「涼子ちゃん!?」

「凛君!」





私を見ながら、青い顔で駆け寄ってきた。





「大変なの!凛君!」

「ど、どうして、涼子ちゃんがここに!?」

「凛ちゃん、知り合い?」

「はい!カンナさん達と同じ学校のクラスメートで・・・」





ただならぬ涼子ちゃんに、私から手を離すモニカちゃん。





「り、凛君がいるのは、『フェリチータ』っていうお店だって聞いて、わ、私・・・!」

「落ち着いて、涼子ちゃん。なにがあったの?」

「た、高千穂さん達が・・・・!」

「カンナさんがどうしたの?」

「凛ちゃん、こっちに座ってもらいなさい。」

「モニカちゃん。」

「涼子ちゃんって言ったかしら?あたしはモニカ、凛ちゃんの仲間よ?」

「なか・・ま?」

「そうよ。走ってきたのね?さぁ、お水を飲んで落ち着いて。」





そういうと、いつの間にか持ってきた氷のグラスを渡す。

そして、彼女の肩を抱きながら、私達がいたソファーに座らせるモニカちゃん。





(す、すごい!さすが、頼もしいオネェさん!)



〔★モニカへの好感度が上がった★〕





「さぁ、ゆっくり飲んで。のどを潤さなきゃ、ちゃんとお話しできないでしょう?落ち着いて話せないはずよ。」

「す、すみません・・・!





遠慮気味に、それでも水を飲み干す涼子ちゃん。

そんな彼女の前で屈みながら、私は優しくたずねた。





「大丈夫ですか、涼子ちゃん?」

「は、はい・・・!」

「びっくりしたよ、突然来たから。」

「ごめんなさい!だけど、大変なんです!」

「そうみたいだね。なにがあったんだい?カンナさんに・・・なにがあったんです?」

「高千穂さんだけじゃないんです!」

「え?」

「高千穂ちゃんだけじゃない?」





その後に続いた言葉に、私もモニカちゃんも驚いた。