彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「そーだ♪凛ちゃんに新しいお洋服作ったのよぉ~ちょっと持ってきてあげる!」





何事もなかったように、ご機嫌で立ち上がるモニカちゃん。

あまりの変わり身の早さに、からかわれたのかと思ったけど―――――





「嘘つき。」





私の隣を通り過ぎようとしたモニカちゃんの腕をつかむ。





「り―――!?」

「うそつき!」





もう一度さ件でモニカちゃんを引っ張る。





「きゃあ!?」





バランスを崩して、私に倒れ込んできたオネェさんを抱きとめた。





「僕、モニカちゃんが大好きだよ。」

「凛ちゃん!?」

「どんなきっかけで、嫌なことを思い出すかわからない。僕なんて、いつもそうだよ。」

「凛ちゃん・・・」

「キレイで、優しくて、明るいモニカちゃんが、僕は大好きだよ。大好きなお姉さんだから、もっと自信を持って。」

「凛、ちゃん・・・!」

「もし、今みたいに不安になったらこうやって抱きしめるよ。何度でも、何度でも、僕がモニカちゃんを抱きしめる。僕がされて、安心したように、不安を消すよ。」





胸のふくらみがばれないか冷や冷やしつつも、ギュッと抱きながら言った。





「僕の好きで、モニカちゃんの不安がなくなるなら何度でも言うから。抱きしめて、その不安だけたたき割ります。シャボン玉みたいに割ってあげる・・・・。」

「凛ちゃん!」





モニカちゃんが背中に腕を回してきた。

震えてる彼女の姿に、複雑な気持ちになる。

ますみちゃんと違って、モニカちゃんは本当に美しい男性。





(もしかしてら・・・・ますみちゃんよりも、つらい経験をしてきたのかもしれない。)





よしよしと、瑞希お兄ちゃんがしてくれるみたいに背中をなでる。

良い子、良い子と、『年上のお姉さん』をあやし続けた。

それでモニカちゃんの表情も和らぐ。