私の返事に、モニカちゃんはみけんにしわを寄せる。
渋い顔で言う。
「チューするのも嫌じゃない?先輩だからって、我慢してない?」
「唇じゃないのでいいです。」
(断るのも面倒だし。)
外国風だと思えばいいし。
〔★凛は割り切っている★〕
「あたしが・・・・・・・今まで通り、凛ちゃんを好きでいても大丈夫なの?人前でも、人がいない前でも?」
「僕はかまいません。なぜ、そんなこと聞くんですか?」
「なんでって~」
ここで、初めて困った顔をするモニカちゃん。
「凛ちゃん・・・好きな子がいるんでしょう?」
「なっ!?なぜそれを!?」
「まぁ~お顔が真っ赤!図星ねー?あーあ~そればっかりは、あいまいな噂じゃなかったんだ~」
「言わないでくださいね!?拡散を止めて下さいね!?」
「えー?どうしようかなぁ~?」
「モニカちゃん!」
「じゃ、好きって言って!」
「はい?」
聞き返した時、彼女はいつもの彼女だった。
「凛ちゃん、『モニカちゃん、大好き!』って言って。」
「本当に、今日はどうしたんですか?」
「不安なの。」
「え?」
そう告げた顔が、彼女とダブる。
「一之瀬ますみの件で・・・・・あたしも不安になった。」
ますみちゃんが私に見せた顔。
つらそうな気持ちを隠すように言った。
「あたしだって、我慢して、頑張って、辛くて・・・・周りに文句言わせないぐらい、完璧にして、もう誰も文句言わないけど―――――!」
「モニカちゃん・・・」
「・・・・・・ごめん、ちょっと昔思い出しただけ。冗談よ。」
悲しい表情が元に戻る。
ニコッと、笑って私を見るオネェさん。


