彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






私の返事に、モニカちゃんはみけんにしわを寄せる。

渋い顔で言う。





「チューするのも嫌じゃない?先輩だからって、我慢してない?」

「唇じゃないのでいいです。」



(断るのも面倒だし。)





外国風だと思えばいいし。



〔★凛は割り切っている★〕



「あたしが・・・・・・・今まで通り、凛ちゃんを好きでいても大丈夫なの?人前でも、人がいない前でも?」

「僕はかまいません。なぜ、そんなこと聞くんですか?」

「なんでって~」





ここで、初めて困った顔をするモニカちゃん。





「凛ちゃん・・・好きな子がいるんでしょう?」

「なっ!?なぜそれを!?」

「まぁ~お顔が真っ赤!図星ねー?あーあ~そればっかりは、あいまいな噂じゃなかったんだ~」

「言わないでくださいね!?拡散を止めて下さいね!?」

「えー?どうしようかなぁ~?」

「モニカちゃん!」

「じゃ、好きって言って!」

「はい?」





聞き返した時、彼女はいつもの彼女だった。




「凛ちゃん、『モニカちゃん、大好き!』って言って。」

「本当に、今日はどうしたんですか?」

「不安なの。」

「え?」





そう告げた顔が、彼女とダブる。






「一之瀬ますみの件で・・・・・あたしも不安になった。」






ますみちゃんが私に見せた顔。

つらそうな気持ちを隠すように言った。





「あたしだって、我慢して、頑張って、辛くて・・・・周りに文句言わせないぐらい、完璧にして、もう誰も文句言わないけど―――――!」

「モニカちゃん・・・」

「・・・・・・ごめん、ちょっと昔思い出しただけ。冗談よ。」





悲しい表情が元に戻る。

ニコッと、笑って私を見るオネェさん。