着替えるために、ヤマトの家に行って、そこから桃山女学院での修羅場を経てここまでやってきた。
(なにかあるのかな・・・?)
不安な気持ちで好きな人を見れば、何かを察した瑞希お兄ちゃんが優しい声で言った。
「あんまり怖がるな、凛。心配なのはわかるが・・・烈司に任せればいい。ヤマトのことも、あまり気にしすぎるな。見かけ通り、肝が据わってるから平気だろう?」
「え?瑞希お兄ちゃん、ヤマトがフラれたこと知ってるんですか?」
「フラれたぁ!?」
ギョッとする瑞希お兄ちゃんに伝える。
「合コンしたと思ってれば、だめだったんか!?」
「ふったのは、桃山女子でいいんだよな、凛たん?」
「はい、相手はミッチーという身も心もブスな女子です。」
「「ブスなの!?」」
今度は、烈司さんと二人で声を合わせて聞き返す。
だから、正直に残酷な現実を話した。
「ドブスです。ヤマトが超イケメンとわかった瞬間、手のひらを返して復縁を迫るゲスの極みでしたよ・・・。」
「それはヒドイな!?つーか、あいつイケメンなの!?」
「イケメンであり、世間で言うところのブス専です。」
〔★凛はいろいろバラした★〕
「お二人とも、ご存じなかったんですか?」
「まとめてる4代目の凛が知らないならなぁ~」
「まぁ、恋愛運は悪そうな感じはしたが・・・残念なイケメン君かー」
知らないと言って驚くということは・・・・
「だったらなぜ、ヤマトの心配を?僕が失恋男を1人残してきたことを、気にしていると思ったんじゃなかったんですか?」
「あー・・・・それも気になるが・・・俺は凛自身が心配なんだ。」
「僕自身?」
「つーことで、烈司!オメーは凛にくっついてる二次被害を何とかしろ!」
「二次被害?」
「そうだぞ。お、よしよし。今日も烈司が渡したパワーストーンはつけてるな?」
私の腕に、烈司さんのブレスレットがあるのを確認しながらホッとする瑞希お兄ちゃん。


