彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「蓮君!」

「え?」





聞きなれないけど、私を呼ぶ声。

私を「蓮君」と呼ぶのは、「1人」しかいない。





「ますみちゃん!?」

「せーかい!久しぶり~!」

「一日ぶりだねぇ~凛道さん!」

「あ、はすみさんも!?」





お店の手前に止めた黒の大型バイク。

その運転席にまたがっているのが姉であるはすみさんで、後部座席に横座りしているのが妹のますみちゃんだった。





「どうしたんですか、こんなところで?」

「蓮君こそ、どこ行ってたの?」

「ますみちゃんの学校へ行ってきたところですよ。」

「じゃあ、入れ違いだったんだね?」

「え?ますみちゃんも行ったの?」

「うん!お姉ちゃんとパパとママも一緒だったの。」

「それって・・・・」

「呼び出しってとこですよ。」

「はすみさん。」





答えたのは気の強い姉だった。





「理事長室で今後の話し合いしたんすよ。」

「ホント、退学も覚悟してたんだけどぉ~誰も何も言わなかったんだよねぇ~」

「知ってます。本当に・・・よかったですね。」

「知ってる?」

「えー!?どうしてぇ!?」





私の言葉に首をかしげる一之瀬姉妹。





「蓮君に一番に知らせようと思ったのに~」

「あ、ごめんね。副会長さんに呼ばれて・・・それで~」

「なんだ、桐壺に呼ばれたんすか?」

「はすみさん、ご存じで?」

「同じ委員会の後輩ですよ、あの子。」

「え!?はすみさんも、桃山女学院の生徒なんですか!?」

「そうっすよ!なんすか、無職にでも見えましたぁ~?」

「そ・・・・そんなことありません!」

ただ、イメージが合わなかったから・・・・・



〔★凛は失礼なことを思っている★〕