彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





これで室内の空気が変わる。





「う、嘘でしょう!?これが、あのうるさい関西男子・・・!?」

「すっごい、イケメンなんだけど!?」

「ガチで、少女漫画に出てくる主役男子っ!」





色めき立つ乙女たち。

同時に、彼を拒んだ女子へと、いっせい攻撃が開始される。






「ミッチー!あんた、馬鹿!?」

「あほなの!?眼が悪くなったの!?マジでどういうこと!?」

「あ・・・・あれだけのイケメンのどこに不満だったの!?」

「てか、お金払ってでも付き合ってほしいクラスじゃない!?」

「あ、あ、あ、え?ええ!?し・・・知らない!知らない!今、初めて見てぇ―――――――嘘ぉ!!?」

「とっても、カッコいい!モデル!?俳優!?」

「芸能界にいてもおかしくない素材じゃな~いっ!?」



(まさにその通りよ!!)



言いたいことをすべて女子高生達に言われる。





(これがあのヤマト!?)





〔★ものすごいイケメンと判明した★〕




大口開けて固まっていれば、ヤマトが不思議そうな顔を私に近づける。



「なんや、凛!?人の顔見て、口開けて、わしは歯医者ちゃうでー!?虫歯かいな?」

「そ・・・そんなわけないでしょう!ヤマト、顔!」

「あ!?せやった、せやったぁ~!」





ヘラッと笑うと、落ちていたサングラスを拾う超美形の関西人。





「うはははは!落ち込んでたと思わせて、実は吹っきれてましたぁ~しようと持ったら、力み過ぎたわ!サングラス、壊れとらんかのー」

「な、なんで!?ヤマトは、なんで~」

「なんで言ってくれないのぉ!!」





私の質問に別の質問がかぶる。





「ミッチーちゃん!?」

「そういうことなら言ってよぉ、ダーリンてばぁ~!!」





突然愛想をよくすると、うっとりとした顔でヤマトに寄ってくるドブス。





「そんなにカッコいいなんて知らなかったか・・・ううん!最後の潔さに免じて、やり直してあげる!」

「はあ!?」

この女!


ヤマトが美男子とわかった途端に、態度を変えた!?





(確かに、これだけカッコいいなら手放すのに惜しいぐらいかも!瑞希お兄ちゃんの方が上だけどね!)



〔★凛の一番は永遠に瑞希だ★〕