彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




ミッチーからの視線を感じたが、完全に無視した。

それでミッチーはイラ立ったのだろう。

再び、ヤマトに対してきつい言い方をした。





「ねぇ!いつまでも、そうしてないで起きたら!?まるで、ミッチーが悪者みたいじゃない!」

「ミッチーちゃん・・・」



(悪者だろう。)




そう言ってやりたかったけど、今はヤマトとミッチーの話すべき場面だと思ったのでこらえる。

我慢して口を閉ざす。




「だいたい、しつこすぎるのよ!」




その中で、女の声だけがひどくハッキリと響いた。




「ミッチーは、凛道君一筋なの!!わかったなら~二度とあたしと付き合おうなんて思わないでよ!?」

「わかった・・・・」





地面にうつ伏せになりながら言う姿が哀れだ。

見ていた周りも、ブスにフラれた哀れな男に笑いをこらえている。







「てことで、帰ろうぜ。ヤマト。」






私にできるのは、そんな彼に手を貸すこと。

さっさとこの場から連れ帰ること。



「起きれるか?」

「あかん・・・ブレークハート・・・」

「しっかりしてくださいよ!ほら、捕まって!立てる?」

「おおきに・・・!」





肩を叩けば、こちらに手を伸ばしてきた。

その手を持って起こしたのだが。





「わっ!?」





相手の方が大きかったの忘れていた。

おまけにヤマトが、私の方へ思いっきり体重をかけてきた。





「ちょ、重い重い!ふ、踏ん張って~」

「あ、すまん!」


カシャーン!







その声に合わせて何かが落ちる。






「え?」

「あ、わしのサングラス。」





そうつぶやいたヤマトの顔が間近にあった。

息がかかるぐらい近い距離。

思わず、聞き返してしまった。




「ヤマト・・・・なの?」

「へあ?なんや~??間抜け面してからにぃ~?阪神の黄金時代の金本はんにでも見えるんかい?」






不思議そうに首を傾げ、周囲を見渡すヤマト。





「「「「「「え・・・?えええええええええええええ!?」」」」」





そんな関西男子を見て、女子高生たちから悲鳴が上がる。





「「「「「め・・・めっちゃイケメン!!!?」」」」」


(こ、これがヤマトの素顔!?)




〔★グラサンの下は超・美形だった★〕