ミッチーからの視線を感じたが、完全に無視した。
それでミッチーはイラ立ったのだろう。
再び、ヤマトに対してきつい言い方をした。
「ねぇ!いつまでも、そうしてないで起きたら!?まるで、ミッチーが悪者みたいじゃない!」
「ミッチーちゃん・・・」
(悪者だろう。)
そう言ってやりたかったけど、今はヤマトとミッチーの話すべき場面だと思ったのでこらえる。
我慢して口を閉ざす。
「だいたい、しつこすぎるのよ!」
その中で、女の声だけがひどくハッキリと響いた。
「ミッチーは、凛道君一筋なの!!わかったなら~二度とあたしと付き合おうなんて思わないでよ!?」
「わかった・・・・」
地面にうつ伏せになりながら言う姿が哀れだ。
見ていた周りも、ブスにフラれた哀れな男に笑いをこらえている。
「てことで、帰ろうぜ。ヤマト。」
私にできるのは、そんな彼に手を貸すこと。
さっさとこの場から連れ帰ること。
「起きれるか?」
「あかん・・・ブレークハート・・・」
「しっかりしてくださいよ!ほら、捕まって!立てる?」
「おおきに・・・!」
肩を叩けば、こちらに手を伸ばしてきた。
その手を持って起こしたのだが。
「わっ!?」
相手の方が大きかったの忘れていた。
おまけにヤマトが、私の方へ思いっきり体重をかけてきた。
「ちょ、重い重い!ふ、踏ん張って~」
「あ、すまん!」
カシャーン!
その声に合わせて何かが落ちる。
「え?」
「あ、わしのサングラス。」
そうつぶやいたヤマトの顔が間近にあった。
息がかかるぐらい近い距離。
思わず、聞き返してしまった。
「ヤマト・・・・なの?」
「へあ?なんや~??間抜け面してからにぃ~?阪神の黄金時代の金本はんにでも見えるんかい?」
不思議そうに首を傾げ、周囲を見渡すヤマト。
「「「「「「え・・・?えええええええええええええ!?」」」」」
そんな関西男子を見て、女子高生たちから悲鳴が上がる。
「「「「「め・・・めっちゃイケメン!!!?」」」」」
(こ、これがヤマトの素顔!?)
〔★グラサンの下は超・美形だった★〕


