「こうやって、付きまとって、最悪~!怖くないですかぁ、凛道くーん!?」
「・・・・怖いね。」
ヤマトに向けた顔とは、180度違う笑顔を私に向けてくるミッチー。
女の変わり身の怖さを口にすれば、高い声ですり寄ってくる。
「でしょう!?しつこいんですよね、毎日メール、電話で!」
「知ってる。」
「大体、物を買ってもらったりおごってもらうのは、当然でしょう?10万ぐらいしか買わせてないのに~それで彼氏気取りとかー」
「10万・・・」
「ねぇ、守って下さいよぉ~!ますみっちを守ったみたいにィ~今度はミッチーを守ってぇ~凛道君♪そうすれば、ミッチーも安心なの!」
「そうだね。」
「ホントですか!?」
目を輝かせる女に言った。
「貴様と付き合わない方が、ヤマトも安心だ。」
バシッ!
「きゃ!?」
捕まれていた手を本気で振りほどく。
「迷惑をかけて悪かったね、ミッチーさん。二度と、連絡を取らせない。」
「あ、り、りん、凛道くぅん・・・!?」
「君の言う通り、最低な男だけど、俺にとっては馬鹿でも大事な大親友なんだ。」
「凛道くんっ!?」
そう告げた後で、それよりも大きな声で言った。
「悪いけど、俺は誰とも付き合わない!オメーらの誰とも付き合わん!」
「「「「ええええええ!?」」」」
「ばか、ミッチー!凛道さんを怒らせるから~」
「なにそれ!?あたしが悪いって~」
「ミッチーちゃんは悪くない!!」
仲間同士でもめる女子に、そいつは断言した。
「悪いんは、ミッチーちゃんやない!!わしや!!」
「ヤマト。」
うなされたまま、彼は言った。
「うははは・・・凛の言葉と、ミッチーちゃんの一撃で目が覚めたわ・・・。すまん、わしがしつこかった。」
「ヤマト!」
「10万の飯代で文句言って、数万円のバックとか買って、彼氏気取りが用なかった。
「そこまでしたの!?もはや、経済観念からして合わないでしょう!?」
「せやから、断念するねん!すまんなぁ・・・凛。迷惑かけて。」
「俺はいい!ヤマト、もういいよな?」
あんな女、諦められるよね?
「こんなのヤマトらしくない・・・・。」
「せやな・・・」
私の言葉で、やっと大人しくなるヤマト。
「うははは・・・ミッチーちゃんも、かんにんしてや・・・」
「わ、わかったならもういいわよ!」
私をチラチラ見ながら言う性格ブス。
今さら媚びられても、困る。
てか、この程度で、お前への好感度なんか上がるか。
〔★凛は怒っている★〕


