彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「こうやって、付きまとって、最悪~!怖くないですかぁ、凛道くーん!?」

「・・・・怖いね。」





ヤマトに向けた顔とは、180度違う笑顔を私に向けてくるミッチー。

女の変わり身の怖さを口にすれば、高い声ですり寄ってくる。





「でしょう!?しつこいんですよね、毎日メール、電話で!」

「知ってる。」

「大体、物を買ってもらったりおごってもらうのは、当然でしょう?10万ぐらいしか買わせてないのに~それで彼氏気取りとかー」

「10万・・・」

「ねぇ、守って下さいよぉ~!ますみっちを守ったみたいにィ~今度はミッチーを守ってぇ~凛道君♪そうすれば、ミッチーも安心なの!」

「そうだね。」

「ホントですか!?」





目を輝かせる女に言った。







「貴様と付き合わない方が、ヤマトも安心だ。」



バシッ!



「きゃ!?」





捕まれていた手を本気で振りほどく。




「迷惑をかけて悪かったね、ミッチーさん。二度と、連絡を取らせない。」

「あ、り、りん、凛道くぅん・・・!?」

「君の言う通り、最低な男だけど、俺にとっては馬鹿でも大事な大親友なんだ。」

「凛道くんっ!?」





そう告げた後で、それよりも大きな声で言った。





「悪いけど、俺は誰とも付き合わない!オメーらの誰とも付き合わん!」

「「「「ええええええ!?」」」」

「ばか、ミッチー!凛道さんを怒らせるから~」

「なにそれ!?あたしが悪いって~」



「ミッチーちゃんは悪くない!!」





仲間同士でもめる女子に、そいつは断言した。





「悪いんは、ミッチーちゃんやない!!わしや!!」

「ヤマト。」





うなされたまま、彼は言った。





「うははは・・・凛の言葉と、ミッチーちゃんの一撃で目が覚めたわ・・・。すまん、わしがしつこかった。」

「ヤマト!」

「10万の飯代で文句言って、数万円のバックとか買って、彼氏気取りが用なかった。

「そこまでしたの!?もはや、経済観念からして合わないでしょう!?」

「せやから、断念するねん!すまんなぁ・・・凛。迷惑かけて。」


「俺はいい!ヤマト、もういいよな?」





あんな女、諦められるよね?






「こんなのヤマトらしくない・・・・。」

「せやな・・・」




私の言葉で、やっと大人しくなるヤマト。




「うははは・・・ミッチーちゃんも、かんにんしてや・・・」

「わ、わかったならもういいわよ!」





私をチラチラ見ながら言う性格ブス。

今さら媚びられても、困る。

てか、この程度で、お前への好感度なんか上がるか。


〔★凛は怒っている★〕