彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「ホンマそれや!」

「ヤマト!?」





ドンと床をコブシで叩くと、体を、顔を上げて正座する関西男子。





「一生のお願いや、ミッチーちゃん!わしとやり直してぇ!!」

「はぁ?断る。消えろ。騒音バカ。」

「毒舌ですね!?」

「そこがええねん!なぁ、頼むわ・・・!悪いところを直すから!」

「いやったら、い・や!!」

「治すから!」

「きゃはははは!無理無理!その無神経な性格もだけど、声の大きさとか、なおせないっしょー?」

「でもでも!わし、少女漫画に出てくる背が高い男やん!?」

「あたしの理想はお笑い系じゃないの!この勘違い男!ブサイク!!」

(すごいな・・・・)

こんなドブス・・・性格が悪いのに、それでも付き合ってくれというヤマトがすごい。

周りのギャラリーも、ヤマトを指さしながらくすくす笑い始めている。




(もう、ヤマトの気持ちを無視して、無理やり連れて帰ろうかな・・・!?)




ハッキリ言って、それぐらいヒドイ言われようをされてる。





「わし、どうすれば、ミッチーが惚れてくれんねん!?凛みたいに、バンダナまけばいい!?」

「それすると、いよいよ強盗犯だろう!?てかさ~凛道さんを意識してか、グラサンとらないとかキモイんですけど!?」

「だってはすずと、みんなの態度変わるねん!」

「そんだけ、変な顔なんじゃないの!?」


(お前が言うな。)






だんだんと、ヤマトが可愛そうになってくる。





「ヤマト・・・・ここまで言ってるんだから、今回は彼女を逃がしてあげても~」

(というか、こんな最悪女からヤマトを逃がしたい。)





そんな私の思いを知らないヤマトは、口をへの字にしながら私へ顔を向ける。





「なんやねん!凛は関係ないやん!拝んで頼んでるわしの前で、わしのハニーと腕組んでぇ~!鬼や!ジャック・フロストや!」

「僕がいつ、ヤマトを笑いながら凍らせましたか!?」

「やかましいわ!どうせ、心で笑ってんねん!嫌いや!ええから、引っ込んで~!!」

「お前がひっこめ!!」


バシッ!


「あいた――――――!?」


「え―――――――!?張り手!?」


「思い知ったか、ばーかっ!!」





ミッチーからの見事な掌攻撃で、床に撃沈するヤマト。





「ホント大嫌いだから!無理だから!!消えろ、ボケカス、メール魔!!毎日200通もウザい!!」

「おおお・・・・」

「ヤ、ヤマト!」

「見たでしょう、凛道くん!?」





あわてて駆け寄ろうとしたら、ミッチーが腕を引っ張る。