「金額をうかがっておりませんが?」
「金額?あ、ここの支払いですか?3人まとめて僕が払いますので、ご安心下さい。さすがに、副生徒会長に割り勘とかできませんので~」
「ここの支払いのことではありません!すでに、わたくしが支払い済みです!」
「ええ!?それこそ、僕が金額を聞く立場じゃないですか!?言って下さいよ、いくらです?」
「で、ですから、お待ちなさい!」
財布を出す私に、慌てる桐壺先輩。
「あなたー・・・・凛道殿、今回の不祥事は、理事会も含め、根回しを行い、外部に漏れないようにしております。」
「その割には、いろんなところで噂になっていますよ。」
「噂と公式発表は違います。ですから、昨日のことを凛道殿には、口外して頂きたくないのです。なそれゆえ、それ相応の謝礼をご用意しております。」
「よかった。じゃあ、ヤマトの恋のラストチャンスを認めてくれるんですね?」
「うははは!最後に勝つのはワシやで!」
「違います!あなた個人へのお礼です!」
「僕個人へのお礼?感謝の言葉はもらいましたが?」
「言葉によるものではございません。」
「では、何の話です?」
「なにとは・・・あやうく不届き者が、学年の、いえ、高等部の顔になりかけたのですよ?共に学び、親睦を深めていくところを、一之瀬さんへの妬みとつまらぬプライドを理由に悪事に手を染めたのです。それを防いだことと、謝礼が支払われるべきだと学校を運営する側から出ておりますの。」
(もしかして、口止め料の話かな?)
〔★もしかしなくても、だ★〕


