彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「本校は、多少の風紀のゆるさがありますが、反社会的な組織は好まれません。特に、PTA関係者の一部と、来賓でいらしていた代議士の方が不快感を持っております。」

「そうでしょうね。気に入らないことを言ったのですから。」

「あなたの発言は、正論もありました。しかし、破壊的でもあります。わたくしは、好ましく思えません。」

「多くの方はそうでしょう。あなたの考えはまともですよ。」

「おわかりでしたら、細かく申し上げません。不良と名のつくものは、人様が出来ることもできぬ問題集団の一個人と認識しています。ましてや、あなたのような暴走族の総長をされている方が、一之瀬さんや一般生徒に関わるのもわたくしを含む生徒会としては不愉快です。」



(・・・・そういうことね。)



私が呼ばれた理由がわかった。





(釘を刺すために呼び出したわけですか?)




それなら、私もそのつもりで話しをしようじゃない。






「わかしました。僕は今後一切かかわりません。その代わり・・・」

「わかっています。いかほどか、お礼をご用意します。今回の件は、みな様、他言無用にさせていただいておりますので。」

「助かります。俺の大親友の恋愛を大目に見てもらえるんですね。」

「は?」

「ここにいるヤマトが、ますみさんのお友達のことが好きなんです。うまくいかなかったらしいのですが、ストーカーにならないように見張りますので、許してやって頂けませんか?」

「桐壺さま!!おじひを~わしに恋の情けをおかけくださいませぇ~!!」

「はあ!?」





私のフォローに合わせ、ガバッと畳に額をこすりつけるヤマト。





「ぜひとも、ハニーちゃんとの復縁にご協力ください!!数百年の歴史を持ち桐壺家のお嬢様の仲人があれば、学生結婚も夢やない!!」

「ということで、よろしくお願いします。僕はこれで失礼しますので。」

「お待ちなさい!」

「はい?」





靴を履こうとしたら止められた。