「たのむ凛!恋は突然始まり、突然なくなるもんなんや!これ逃したら、わし会えなくなるかもしれへんやん!?」
「え?ますみちゃんとアドレス交換したんだから、彼女から聞きなよ?」
「冷静に切り返せるなー自分!?直接がええねん!直接が!凛にならわかるはずや!恋する切なさという奴が!!」
「うっ。」
(確かに・・・・・・・)
片思いという立場から言えば、ヤマトの言ってることはわかる。
理解はできる。
「お願いやぁ~凛!付きおうてくれたら、何でもするさかいに~~~~!!」
「ヤマト・・・・」
一生懸命頼む友達に、気持ちが変わる。
(・・・・・・・・・ヤマトには、助けてもらった借りがあるしね・・・・)
お礼をする機会かもしれない。
なによりも、恋する女のことしても、応援はしてあげたい。
とはいえ、どの子が好きなんだろう?
〔★凛はまだ、ヤマトの好きな子を把握していない★〕
「なぁ、頼むわ!凛の交際相手を、交際を決めるわけやない!」
「でも、合コンでしょう?それはちょっと・・・」
「なにゆーとんねん!?当たりはずれがあるやろう!?ハズレの時に、無理してカップル作る合コンはないで!凛はついてくるだけでええ!適当に流して、笑って済ませればいいねぇん!」
「え?そんなことしていいんですか?」
「かまへんかまへん!合コンは何が起こるかわわからへん!恋愛の神様がどんなジャッジするかわからへん!告白お断りしたんに、しつこくせがむ女やで!?可愛いけど、かまへんわ!」
「確かに・・・お付き合いは出来ないとお断りしたけど・・・友達と遊ぶ感じでいいのかな?」
「せやせや!それでええ!付き合うと油断させておいて、笑顔でサヨナラしたらええねん!それでオッケーや!うまくいくで!」
「そうね、本人の前で話さなければ、うまくいってるだろうね~・・・・・!」
「「あ!?しまった!!」」
「しまったじゃなーい!」
〔★情報はもれていた★〕


