彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「たのむ凛!恋は突然始まり、突然なくなるもんなんや!これ逃したら、わし会えなくなるかもしれへんやん!?」

「え?ますみちゃんとアドレス交換したんだから、彼女から聞きなよ?」

「冷静に切り返せるなー自分!?直接がええねん!直接が!凛にならわかるはずや!恋する切なさという奴が!!」

「うっ。」

(確かに・・・・・・・)




片思いという立場から言えば、ヤマトの言ってることはわかる。


理解はできる。




「お願いやぁ~凛!付きおうてくれたら、何でもするさかいに~~~~!!」

「ヤマト・・・・」



一生懸命頼む友達に、気持ちが変わる。





(・・・・・・・・・ヤマトには、助けてもらった借りがあるしね・・・・)





お礼をする機会かもしれない。

なによりも、恋する女のことしても、応援はしてあげたい。

とはいえ、どの子が好きなんだろう?



〔★凛はまだ、ヤマトの好きな子を把握していない★〕



「なぁ、頼むわ!凛の交際相手を、交際を決めるわけやない!」

「でも、合コンでしょう?それはちょっと・・・」

「なにゆーとんねん!?当たりはずれがあるやろう!?ハズレの時に、無理してカップル作る合コンはないで!凛はついてくるだけでええ!適当に流して、笑って済ませればいいねぇん!」

「え?そんなことしていいんですか?」

「かまへんかまへん!合コンは何が起こるかわわからへん!恋愛の神様がどんなジャッジするかわからへん!告白お断りしたんに、しつこくせがむ女やで!?可愛いけど、かまへんわ!」

「確かに・・・お付き合いは出来ないとお断りしたけど・・・友達と遊ぶ感じでいいのかな?」

「せやせや!それでええ!付き合うと油断させておいて、笑顔でサヨナラしたらええねん!それでオッケーや!うまくいくで!」


「そうね、本人の前で話さなければ、うまくいってるだろうね~・・・・・!」


「「あ!?しまった!!」」

「しまったじゃなーい!」



〔★情報はもれていた★〕