「蓮君、しっかり!」
「テメーなんてことしやがる!?」
それでやっと、土下座ったはすみさん以下、弁才天レディースが立ち上がる。
誰が蹴ったのか、私には痛いほどわかっていた。
「それが頭に対する態度か、高千穂カンナ!?」
「大きなお世話だよ、馬鹿やろう!」
カンナさんだった。
両手を組み、私を見降ろす姿は不機嫌だった。
「うう・・・ただいま、カンナさん。過激なお出迎えですね・・・?」
「うるせぇよ!!オメーまた、あたしらに声かけないで龍星軍活動したな!?」
「え?」
「『え?』じゃ、ねぇよ!ヤマトから聞いた!!」
「うはははは!すまーん、凛!」
そう言いながら、カンナさんの背後から現れたのは、両脇を可児君と秀君に掴まれたヤマト。
「ヤマト、無事だったんですね!?」
「うはははは!この姿見て、ホンマにそう思うー!?」
「現場から逃げれたかどうか、心配してたんですよ!」
「そらぁ~黒子ファイブの皆さんと一緒やったからなぁ~!いや~凛の演説、めっちゃよかったわ!なぁ、ハゲ君!?」
「五分刈りだ、ドアホ!!凛さん!どうして、連絡してくれなかったんですか!?俺じゃ、役不足ですか!?」
「ご、ごめんね、可児君。ヤマトの連絡が遅くて、そっちまで連絡が行かなくて~」
「おのれ、五十嵐ぃ~!?」
「うはははは!堪忍やでぇ~!凛、ヘルプミー!!」
「可児君、許してあげて下さい。」
「凛君総長、それ、俺らにも言うべきじゃない?」
「秀君?」
「みんなでヒマ持て余してだべってれば、黒子ファイブ姿の先輩達とグラサンが戻ってくるからよぉ~」
「ご、ごめんね、秀君!」
「俺はいいけどよぉ~うちの大将がなぁ~」
「大将?」
「凛道・・・・!!」
呼ばれて理解する。
大将が誰であるか。
「円城寺君・・・」
「テメーはぁ~また瑞希先輩とぉ~バトルかぁ・・・!!?」
血走った目が、怒りの深さをよく表していた。
〔★ねたみもだ★〕


