彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あのですね、はすみさん。とりあえずー」





頭を上げてもらおうと、バイクから降りたら。





「待ってください!」





人影が、私とはすみさんの間に割って入る。





「はすみ総長を許してください、凛道蓮さん!」

「あれ?君は確か・・・」

「まゆこっていいます!お願いします!総長の代わりに、あたいに罪を償わせてください!」





はすみさんとのファーストコンタクトの時、一緒にいた彼女の仲間だった。





「凛道さんの単車をめちゃめちゃにしようって言ったのは、あたいなんです!だから、ヤキを入れるのはあたいだけにして下さい!」

「ひっこんでろ、まゆこ!頭のあたしが責任取るってんだ!単車の件も、あたしの命令だろう!?」

「かばわないでください、はすみ総長!なぁ、頼みます!総長だけは・・・この通りです!」

「って、あなたまで土下座をしますか!?」



〔★新たに追加された★〕



「まゆこ、余計なことするな!」

「いやっす!総長だけ、ひどい目に合わせられないです!」

「そうですよ!」

「罪のつぐないなら、私らもします!!」

「へ?」

「オメーらは!?」





ドタドタと、騒がしい音がしたかと思えば、ガレージからたくさんの女子が出てくる。

全員、『弁才天』の文字が入った特攻服を着ていた。





「え!?なんですかこれ!?」

「凛を訪ねて、『弁才天』の幹部総出で、やってきたんだよ。」

「瑞希お兄ちゃん!?」





答えてくれたのは愛しい人。




「幹部総出って・・・!?」




30人はいるじゃない!?



「凛道蓮さん、殴るなら私を殴ってください!」

「ヤキ入れなら、副総長である自分が引き受けます!」

「特隊でしょう!?」

「ばか、仲間を守るのは親衛隊長だ!」

「凛道さん!」

「龍星軍、4代目総長さん!これは連帯責任です!!」


「「「「「どうか、私達にも罰を与えて下さいっ!!」」」」」



大合唱するなり、一糸乱れぬ動きでその場に座り込んで土下座するレディース達。



「えええ!?ちょっと、ちょっとぉー!!?」



(いよいよ、悪代官になってきたんですけどー!?)



〔★土下座人口が増えた★〕