彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「もう、照れ屋なんだから!」





一応、私の言葉に従い、目の前で包装を開けるますみちゃん。

そして、中身を見た瞬間、彼女の表情がさらに明るくなった。





「え!?うそ、これって―――――!?」

「はい、ペンダントです。」

「ますみのほしかった指輪!」





贈ったのは、リングからペンダントにリメイクした商品。

ペンダント用のチェーンに、ペアリングが2つ通ったアクセサリーだった。





「なによ、蓮君!ますみのおねだり気づいてたんじゃない!?」

「え?こういうペンダントが、ほしかったんですか?」

「違うよ!ほしかったのは、指輪の方!蓮君と、おそろいでつけたかったからぁ~♪」

「意外ですね?もう少し高い物をほしがると思ったんですが・・・」

「高いのもいいけど、デザインが可愛かったから、安くてもいいと思ったの!」

「つまり、気に入ってもらえたということでしょうか?」

「もちろんだよ!すっごく嬉しい!!」





すごい偶然ね。

クローバー型の石がはめ込まれたペアリング。

ますみちゃんが、デートの日にほしがったリングだとは思わなかった。

とりあえず、カンナさん同様、気に入ってもらえたならよかった。






「でも蓮君、どうして指輪をペンダントにしたの?」

「ああ、元々、ますみちゃんにはペンだとを贈ろうと思っていたんです。」

「それなのに、わざわざ、ペアリングにチェーン通して、ペンダントにしたの?もしかして・・・なにか、意味とかあるとか・・・?」

「あります。」

「え♪」






モジモジしながら言うますみちゃんに言った。






「予算の関係です。」

「予算!?」






マジマジと聞くますみちゃんに、私も大まじめで答えた。





「普通のペンダントを買うよりは、安いリングとチェーンを合体させた方が安く手に入りましたので。」

「そういうこと、本人の前で言わないでよっ!?」





〔★正直者の凛は怒られた★〕






「なにそれ~!?お金ないから、合体させたって言うの!?」

「そうですが?」

「信じられない!ペアリングは指につけるものだよ!?わかってる!?」

「うん。」

「じゃ、じゃあ!これ、ますみとおそろいで、つけてくれるの・・・?」

「つけませんよ。」

「なにそれ!?新手の嫌がらせっ!?あのね、女の子に指輪を贈るってことは~」

「それはペンダントです。」





強めの口調で言えば、彼女の言葉が止まる。


そこを狙って言った。