「もう、照れ屋なんだから!」
一応、私の言葉に従い、目の前で包装を開けるますみちゃん。
そして、中身を見た瞬間、彼女の表情がさらに明るくなった。
「え!?うそ、これって―――――!?」
「はい、ペンダントです。」
「ますみのほしかった指輪!」
贈ったのは、リングからペンダントにリメイクした商品。
ペンダント用のチェーンに、ペアリングが2つ通ったアクセサリーだった。
「なによ、蓮君!ますみのおねだり気づいてたんじゃない!?」
「え?こういうペンダントが、ほしかったんですか?」
「違うよ!ほしかったのは、指輪の方!蓮君と、おそろいでつけたかったからぁ~♪」
「意外ですね?もう少し高い物をほしがると思ったんですが・・・」
「高いのもいいけど、デザインが可愛かったから、安くてもいいと思ったの!」
「つまり、気に入ってもらえたということでしょうか?」
「もちろんだよ!すっごく嬉しい!!」
すごい偶然ね。
クローバー型の石がはめ込まれたペアリング。
ますみちゃんが、デートの日にほしがったリングだとは思わなかった。
とりあえず、カンナさん同様、気に入ってもらえたならよかった。
「でも蓮君、どうして指輪をペンダントにしたの?」
「ああ、元々、ますみちゃんにはペンだとを贈ろうと思っていたんです。」
「それなのに、わざわざ、ペアリングにチェーン通して、ペンダントにしたの?もしかして・・・なにか、意味とかあるとか・・・?」
「あります。」
「え♪」
モジモジしながら言うますみちゃんに言った。
「予算の関係です。」
「予算!?」
マジマジと聞くますみちゃんに、私も大まじめで答えた。
「普通のペンダントを買うよりは、安いリングとチェーンを合体させた方が安く手に入りましたので。」
「そういうこと、本人の前で言わないでよっ!?」
〔★正直者の凛は怒られた★〕
「なにそれ~!?お金ないから、合体させたって言うの!?」
「そうですが?」
「信じられない!ペアリングは指につけるものだよ!?わかってる!?」
「うん。」
「じゃ、じゃあ!これ、ますみとおそろいで、つけてくれるの・・・?」
「つけませんよ。」
「なにそれ!?新手の嫌がらせっ!?あのね、女の子に指輪を贈るってことは~」
「それはペンダントです。」
強めの口調で言えば、彼女の言葉が止まる。
そこを狙って言った。


