「じゃあね、蓮君。ますみがピンチになったら、助けてくれる?」
「もちろんです。」
「ますみが困ってたら、守ってくれる?」
「もちろんです。」
「ますみとまたデートしてくれる?」
「いや、しませんよ。好きな人いるんですから。」
「何でそこは即答!?じゃあ、なにかちょうだい!買ってよ!記念品でいいからぁ~!」
「記念品ですか?」
「そうだよ!男の子からプレゼントもらえなかったって記録作りたくないモーン!買って買ってぇ~!」
「ちょ、落ち着いて!」
服を引っ張りながら、だだをこねる女の子。
それで私も、思うところがあったので言った。
「記念品かどうかわかりませんが・・・・お詫びの品はありますよ。」
「お詫びの品?」
「そうです。ますみちゃんに誤解させたから・・・女の子に謝るなら、贈り物をつけた方が良いと学びましたので~」
ギャルゲー情報をもとに、用意していた品を取り出す。
今日、謝る時に渡そうと思っていたプレゼント。
「よかったら、受け取ってください。」
「え!?ますみに!?」
「はい。これで仲直りというか、和解ということで。」
「嬉しい!!」
差し出ながら言えば、助走をつけて思いっきり抱き付かれた。
〔★飛びつかれたでもいい★〕
「ま、ますみちゃん!?」
勢い良く抱き付かれ、バランスを取るために彼女の背に両手を回す。
足元の砂場で踏ん張る。
「ありがとう!蓮君、大好き~♪」
ご機嫌で私の首顔を埋めると、ウキウキした様子で言う。
「ねぇ、開けてもいい!?見ていーい!?」
「いいですけど・・・」
「きゃぁ~ん!なんだろう!?」
「できれば、僕に抱き付いたまま、開封しないでください。」
抱き付き、私の首の後ろで、ガサゴソと包装をとき始めるますみちゃんを注意する。
〔★器用だった★〕


