彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「じゃあね、蓮君。ますみがピンチになったら、助けてくれる?」

「もちろんです。」

「ますみが困ってたら、守ってくれる?」

「もちろんです。」

「ますみとまたデートしてくれる?」

「いや、しませんよ。好きな人いるんですから。」


「何でそこは即答!?じゃあ、なにかちょうだい!買ってよ!記念品でいいからぁ~!」

「記念品ですか?」

「そうだよ!男の子からプレゼントもらえなかったって記録作りたくないモーン!買って買ってぇ~!」

「ちょ、落ち着いて!」





服を引っ張りながら、だだをこねる女の子。

それで私も、思うところがあったので言った。





「記念品かどうかわかりませんが・・・・お詫びの品はありますよ。」

「お詫びの品?」

「そうです。ますみちゃんに誤解させたから・・・女の子に謝るなら、贈り物をつけた方が良いと学びましたので~」





ギャルゲー情報をもとに、用意していた品を取り出す。

今日、謝る時に渡そうと思っていたプレゼント。





「よかったら、受け取ってください。」

「え!?ますみに!?」

「はい。これで仲直りというか、和解ということで。」

「嬉しい!!」





差し出ながら言えば、助走をつけて思いっきり抱き付かれた。



〔★飛びつかれたでもいい★〕



「ま、ますみちゃん!?」





勢い良く抱き付かれ、バランスを取るために彼女の背に両手を回す。

足元の砂場で踏ん張る。





「ありがとう!蓮君、大好き~♪」





ご機嫌で私の首顔を埋めると、ウキウキした様子で言う。





「ねぇ、開けてもいい!?見ていーい!?」

「いいですけど・・・」

「きゃぁ~ん!なんだろう!?」

「できれば、僕に抱き付いたまま、開封しないでください。」





抱き付き、私の首の後ろで、ガサゴソと包装をとき始めるますみちゃんを注意する。



〔★器用だった★〕