「・・・・キレイだね。海も空も?」
「そうですね・・・」
そっか・・・・男の子設定としては、なにか、あげるべきだったんだ・・・
考え込む私に、ますみちゃんがまた話を振ってきた。
「ますみ、これからどうなるんだろう?」
「え?そうですね・・・ますみちゃんのことは、何とも言えませんが・・・・。共犯の女子達に関して、退学に追い込めるような証拠を関連各所に送っておきましたよ?」
「そうじゃないよ!?なんでそんな無垢な顔で、サラッと怖いこと言えるの!?むしろ、ますみが退学の危機なんですけど!?」
「え!?被害者じゃないですか!?」
「そうだけど、セイヤのせいで大事になったじゃない!」
「だったら、なおさら超被害者ですよ!」
「・・・ますみ、学校やめさせられるかもしれない。」
「どうして!?ますみちゃんは、悪い男と付き合っただけで、悪いことはしてませんよ!」
「蓮君、気づかなかったの?部隊の腕口論になった人の中には、ますみを女の子と認めないPTAや、男の体をしてる奴が女子高にはいることに反対してる議員や教師がいたことに?」
「え!?」
「その人達からすれば・・・チャンスでもあるのよ。騒ぎの原因でもあるますみを、退学させることには・・・」
「そんなことさせません!僕が何とかしますよ!」
「蓮君。」
「そんな馬鹿な話、ありませんよ!悪い方に考えちゃいけません!負けちゃダメだよ、ますみちゃん!」
「蓮君・・・」
「ますみちゃんが困ってるなら、仲間として僕は助ける!絶対に、退学なんてさせません!!」
「・・・・・・ホント蓮君て、タチの悪い天然たらしだね。」
「ますみちゃん。」
そうつぶやいた顔は、とても楽しそうだった。


