「蓮君・・・・今なんて・・・?」
「ますみちゃんはもう、僕の『仲間』じゃないか?」
目を見開く相手に、気さくな笑顔を作りながら告げる。
「友達がダメなら、仲間でいきましょう。それなら、いいですよね?」
「なっ!?なん・・・!?」
「『なんで?』かって?そりゃあ、ますみちゃんの気持ち、僕も共感できるんで。」
「共感!??」
「その~僕も好きな人がいるから・・・その人から友達と言われるとかなり・・・会うのが会いづらくて。」
私の言葉にポカーンとするますみちゃん。
「それが『仲間』だったら案外平気なものなんですよ。」
「両思いじゃなかったの!?」
「まだですよ。」
もしそうなら、【凛道蓮】はしてない。
やっとしゃべった相手に、苦笑いしつつも答えた。
「僕は・・・ますみちゃんと出会う前に、その人と出会ってましてね。」
「・・・・ますみも知ってる人よね・・・?」
「そこはノーコメントです。これ以上は、言えません。」
「そんなに・・・好きなの・・・?」
「そうですね・・・好きというか・・・・」
大好きという気持ちは強いけど・・・
―凛!―
私を呼ぶ姿を思い浮かべながら、熱い思いを口にした。
「愛してる、が正しいです。」
自分で何を言ってるのだと思う。
「そっか・・・」
私の言葉に、何かを悟ったような目でつぶやくますみちゃん。
「愛してるんだ・・・」
「愛してますよ。恋い焦がれて、あこがれるほどに、大好きなんです。」
「憧れるか・・・ますみと似てるね。」
クスッと笑うと、空を見上げながらますみちゃんは語る。
「ますみね、生まれた時から女の子でいる子に憧れてるの。ますみの望みは、普通の女の子として認められることだから。どんなに料理やお掃除、お稽古を頑張っても、勉強も運動も、馬鹿にされないためにやってきた。」
ジッと青い空を見ながら彼女は言う。


