彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あまり、気にしなくていいんですよ?誤解は解けたんですから?」

「だけど、そうだけど・・・!蓮君は優しすぎるよ・・・!」

「気のせいですよ。単に、きれいごとを言うのが好きなだけです。」

「うん、キレイな言葉だった。あんな風にみんなの前で、ますみを女の子だって認めてくれたのは蓮君が初めてだった・・・」

「ますみちゃん・・・」

「本当に謝るべきは、ますみなの!!蓮君が謝ることない!」





そう叫ぶと、私を見据えながら言った。






「本当にごめんなさい、蓮君!!」

「ますみちゃん。」






今度は彼女が謝った。

私がした以上に頭を下げるますみちゃん。






「ごめんなさい!襲われるって、危ないって教えてくれたのに、言うこと聞かなくて!」

「ますみちゃん・・・」

「本当にごめんなさい!ちゃんと、体が女の子じゃないって言わなくて!正直に早く話さなくて、ごめんなさい!」

「違いますよ、ますみちゃん。それは――――」

「本当に・・・・ますみ、最低・・・・!!」






そう言ったと思ったら、その場に座り込んでしまった。





「ますみちゃん!」





急いで駆け寄れば、両手で顔を覆いながら彼女は言う。





「ごめんなさい、迷惑かけて、ごめんなさい!わがままでごめんなさい!ごめ・・・」

「いいんだよ、ますみちゃん。僕の先輩も、ますみちゃんと同じ痛みの中で生きている。だから、ますみちゃんが打ち明けられなかったのは自然なことなんだ。自分を責めてはいけないよ?」

「蓮君・・・・!」





瑞希お兄ちゃんがしてくれるように、背中を、頭をなでながらなぐさめる。

それに大きく鼻をすすると、ますみちゃんは言った。