「なぁに、それー?」
「たぶん・・・友達、という意味です?」
「なんで疑問系なの?」
「だって、僕が友達と思っていても、ますみちゃんがそうとは限らないでしょう?」
相手が、私をどう思っているかわからない。
同じ気持ちかどうかもわからないから言った。
「僕を友達だって・・・・認めてくれないかもしれないじゃないですか?」
「うん、無理だよ。」
「え!?」
(ということは、【凛道蓮】に対して、そこまで深い恋愛感情があるの・・・!?)
再び発生した不安は、次にますみちゃんが発した言葉でふき飛んだ。
「ますみ、凛君の友達になれる資格なんてない。」
「え!?」
(友達になれる資格がない!?)
資格って、急にどうしたの・・・!?
驚く私に、ますみちゃんは苦笑いしながらしゃべる。
「お姉ちゃんにも嘘ついたんだ。」
「はすみさんに?」
「『蓮君が、ますみが男の体とわかったとたんに、拒絶してきた。今までの男達と同じで、ますみを傷つけた。』って。」
「・・・・仕方ないですよ。誤解されても仕方ないことを僕がしたんです。」
「優しいね、蓮君は?」
「ただの偽善者ですよ。」
「普通は、怒るところだよ?ましてや、はすみお姉ちゃんにひき殺されかけたり、タイマン挑まれて・・・ますみの嘘で、迷惑かけじゃない。」
「はすみのさんは、姉として当然のことをしただけです。そう思うなら、僕ではなく、お姉さんに謝りましょう?」
「どうして・・・そんなに優しいの・・・・?」
「襲われるのは慣れてますから。だって、龍星軍の4代目総長ですからね♪」
ニコッと笑って彼女を見る。
しかし、ますみちゃんの表情は暗くなっていた。
だから元気づけたくて言った。


