彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「男!男!!男!!!なにが、ますみちゃんだ!?女の子だよぉ~!!?」

「それで?」




マイクがあって、本当によかった思う。

冷める気持ちで、ますみちゃんの元カレを見ながら聞く。





「それで?」

「はあ!?なにスしてんだよ!男相手に、お前ホモだろう!?ゲイか!!?キモイんだよ!!キモキモキモ!おえぇええ~♪」





にやけ顔で、吐くリアクションをする。





「それで?」





もう一度聞き返す。




「なんだよお前!日本語わからないのか!?馬鹿ガキが!ホモ野郎!お前が抱いてるのは男だぞ!?男のケツにハマったのかよ!?はめられたか変態が!?」

「それで?」




3度目の問いかけ。

これで、周囲が静かになる。

みんな、教師も生徒も護衛も、私とセイヤを見比べる。





「それで?」




マイク越しに、蓮君が冷たい声で言う。

その質問で、再び周りが騒がしくなるけど、さっきと違う空気になっていた。

蓮君を汚い目で見ていたはずの人達が、今度はセイヤをそういう目で見ていた。




「な、なんだよ!?何見てんだよ!?」




それに気づいたセイヤが怒鳴る。

セイヤを取り押さえようと、ポールから離そうとして、手を止めている先生や警備も、同じように見ていた。



「あいつはイカレてんだぞ!?男同士で愛し合って変態だろう!?おかしいんだぞ!?」

「それで?」

「そ・・・男なんだぞ!?一之瀬ますみは、お・と・こ!!何度も言わせるなっ!!」


「だ・か・ら?」

「お前、頭おかしいんじゃねぇの!!?

「お前は素直じゃねぇな。」




やっと、蓮君がしゃべった。

予想外の言葉を発する。