彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




私の注意もどこ吹く風で、女子高生に囲まれ、ご機嫌になるヤマト。

そのハイテンションに気づいたのは、私だけではなかった。



「アラシヤマクン・・・・あたしの友達、可愛いでしょう?」

「は!?なに言いだすんですか、ますみさん?」

「ますみちゃんでいいよ、蓮君!ねぇ、どうなの、アラシヤマくん!?」

「ますみちゃん、あらしやまじゃなくて、ごじゅうあらしだよ。」

「うははは!どっちでもええやんけー!」

「よくない!自分のことでしょう!?」

「それより凛!あの子、可愛いと思わんか~!?」

「は?」



私の言葉に返事をしなかったと思えば、ゆるんだ顔で私に聞いてくる。



「あの子って・・・?」

「ば!声おおきいでぇ~!可愛い子見てるやんか~!わしのタイプやねん!!」

「って、君の声の方が大きいよ!?え!?好きなタイプがいたの!?」

「うははははは!はーずかしーい!!」



〔★浮かれていた理由がわかった★〕





「す、好きなタイプって・・・・」

「うはははは!」



間違いない。

こんなに照れているから、間違いない。



「ますみちゃんの・・・お友達の中に、良い子がいたの?」

「うは!うはははは!」



頬を染め、両手を手で覆いうなずく姿。


絶対、間違いない!





「あかーん!一目惚れや!」

(恋に落ちた!?)




どうやら、好きなってしまったらしい。



〔★想像以上のスピードだ★〕



「嘘でしょう、ヤマト!?」

「嘘やあらへん!どないしょー!?」

「どないしょーって、僕が、どないしょーだよ!?」

「あかん!これ逃したら、告白できへんかも!女子高生彼女へのプレゼントは、ブランド物の財布しかあかんてホンマ!?」

「知らないよ!てか、僕の背後に隠れて、僕の肩に顔を埋めて、恥ずかしがるはやめて下さい!!」

「自分、意外とええにおいやなー?女子高生は、ブランド品しか受け付けんちゅーのは、ホント!?」

「俺が知るかぁぁぁ!」



〔★聞く対象ではある★〕



彼氏からのブランドものなんて!

彼氏はいなかったし、恋人もいないしで、むしろ私が瑞希お兄ちゃんの嫁になりたいって言うのにさ!



〔★凛の心は荒れている★〕