彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あ!?」





それで、ますみの体を照らす光が変化する。

お姉ちゃんの叫び声がする。





「ますみの方も、体の動きに合わせて服の動きも変わった!?」

「すごい・・・!」

「すごいよ、ますみ!本当に服を着てるみたいだよ!」





お姉ちゃんの言う通り、他のモデルの子同様に、光の制服がますみの体を守っていた。

それも、ポンチョの丈に合わせて、スカートも長くなっていた。






「蓮君、これは!?」

「大丈夫、自信を持って。」






戸惑うますみに、彼は優しくささやく。





「ますみちゃんは、立派な女性モデルだよ。」






それで怖かった気持ちが消える。





「僕がいます。安心して、ショーを続けて下さい。」





その言葉が後押しとなった。

パニックだった気持ちが落ち着く。

ポンチョを着たまま、先ほどの続きを再開。





「桐壺先輩。」

「え、ええ・・・!」





手を差し出せば、引き締めた表情でますみの手を取る。






タタターターター♪






同時に、止まっていた音楽も流れ始めた。


にぎり合った両手をかかげる。

優雅な動きで手を離し、キリッとしたポーズを取る。

振り返って、後ろを見る。





「っ!?」





振り返ってビックリした。

真っ白なスモークが立ち込めていた。

それが晴れた時、11人全員が、ポンチョやタオルを巻いていた。

そして、何事もなかったように、リハーサル通りに動き出す。

笑顔で、楽しそうに、歩きながら、ますみと入れ替わりで横を通過していく。

他のモデルたちも次々に、舞台のセンターでポーズを取る。

光で出来た服が、なくなった制服の肩部分などを、本来なら肌の見えている部分を隠してくれていた。





「すごい!」

「かっこいい!」

「夜ならともかく、昼間に光のイルミネーションショー!?」

「なんて高度な技術だ!」

「こんなの初めて見た~!」





全員が歩き終わり、元の位置で決めポーズをして待つ。


フィナーレを飾るため、ますみは中央舞台のセンターへと戻る。