彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





音のする方を見れば――――





(え?なに・・・!?)

「スピーカーに、パソコン!?」




いつの間に運び込まれたのか、トラックの後ろに積まれた機材。

パソコンの前にいるのも、黒い特攻服を着たサングラスの人。







「レッツ、スタート!!」


パチン!






蓮君が指を鳴らす。

それでパソコンの前の人が操作を始める。


途端に、私達へと光が当たり、屋上からの光が消えた。






「え!?え!?なに!?」

「まぶしくない!?」

「なんだったんだ!?」

「あ!見ろよあれ!」

「舞台に―――――――――!?」





映像が流れてきた。





「ああ・・・・!?」





まばゆい光が、私の体を覆う。

他のモデルの子達の体にも当たる。

最初の位置に戻った彼女達に当たる光に目を見張る。

しゃがんだままの子、立ち尽くしている子。

その子達の体に合わせて、光の服が浮かび上がっていたのだ。


それも、彼女達が来ていた制服がだ。






「え!?うそ!?」

「体が隠れてる!?」

「もしかして~」

「3D映像アート!?」





光のアートだった。







「すごい!キレイ!」

「てか、モデルの動きに合わせるように、光で出来た服が重なってる!?」






驚く観客。





「うそ~!?私達の体の動きに、光の服がついてきてる・・・!?」

「下着だけにされたのに、全然見えない!?」

「隠れてるよ!!」






歓喜するモデル女の子達






「なんてすごい技術だ!」

「初めて見た・・・!」

「すごーい!!」






下品な空気が一変する。

制服は変わらないけど、後ろの背景が目まぐるしく変わる。

流れるのは、カラフルで美しい映像。







「蓮君・・・」

「このままで大丈夫だから、立ってみて。」







そう告げられ、ゆっくり下ろされる。

そこで気づく。

蓮君が肩からかぶせられていたのは、丈の長いポンチョだった。

膝まで隠れる長さ。

股間が完全に隠れる長さだった。





「さあ、ポースとってみて。」





恐る恐る、背筋を伸ばして立ってみる。