音のする方を見れば――――
(え?なに・・・!?)
「スピーカーに、パソコン!?」
いつの間に運び込まれたのか、トラックの後ろに積まれた機材。
パソコンの前にいるのも、黒い特攻服を着たサングラスの人。
「レッツ、スタート!!」
パチン!
蓮君が指を鳴らす。
それでパソコンの前の人が操作を始める。
途端に、私達へと光が当たり、屋上からの光が消えた。
「え!?え!?なに!?」
「まぶしくない!?」
「なんだったんだ!?」
「あ!見ろよあれ!」
「舞台に―――――――――!?」
映像が流れてきた。
「ああ・・・・!?」
まばゆい光が、私の体を覆う。
他のモデルの子達の体にも当たる。
最初の位置に戻った彼女達に当たる光に目を見張る。
しゃがんだままの子、立ち尽くしている子。
その子達の体に合わせて、光の服が浮かび上がっていたのだ。
それも、彼女達が来ていた制服がだ。
「え!?うそ!?」
「体が隠れてる!?」
「もしかして~」
「3D映像アート!?」
光のアートだった。
「すごい!キレイ!」
「てか、モデルの動きに合わせるように、光で出来た服が重なってる!?」
驚く観客。
「うそ~!?私達の体の動きに、光の服がついてきてる・・・!?」
「下着だけにされたのに、全然見えない!?」
「隠れてるよ!!」
歓喜するモデル女の子達
「なんてすごい技術だ!」
「初めて見た・・・!」
「すごーい!!」
下品な空気が一変する。
制服は変わらないけど、後ろの背景が目まぐるしく変わる。
流れるのは、カラフルで美しい映像。
「蓮君・・・」
「このままで大丈夫だから、立ってみて。」
そう告げられ、ゆっくり下ろされる。
そこで気づく。
蓮君が肩からかぶせられていたのは、丈の長いポンチョだった。
膝まで隠れる長さ。
股間が完全に隠れる長さだった。
「さあ、ポースとってみて。」
恐る恐る、背筋を伸ばして立ってみる。


