耳につけたマイクを、首へとずらして、いったんはずす。
そして、素の声で私達呼びかけた。
「モデルの皆さん、最初の立ち位置に戻って!!」
「え・・・!?」
「なに言ってるの!?」
「まさか、こんな格好で続けろっているの!?」
「そうです。」
美少女達の言葉に、顔色一つ変えないで言いきる蓮君。
当然、私達は――――――――
「いや!よできない!」
「恥をかきたくない!」
「絶対やらない!!」
強く拒む。
それでも彼は―――――――
「やってください。いいえ、やってもらいます。」
「蓮君!?」
強気の発言をする。
そして、視線を私へと向けながらささやく。
「ますみちゃん、お願いです。」
「でも・・・」
「約束は守ります。必ず守るから。」
「蓮君・・・・!」
私達のやり取りを、選ばれたモデル達が見つめる。
その頂点に立つますみがやるといえば、
「ますみさん・・・」
「一之瀬さん!」
「ますみ先輩!」
「・・・・・・・するわ。」
やるしかなくなる。
「嘘でしょう!?」
「そんな、こんな姿で、あたし達~」
「嫌なら無理にしなくていいわ。ますみは、蓮君を信じるわ。」
「決まりですね。」
私の言葉に、にっっこりと笑顔でうなずく蓮君。
そして、熱烈な言葉を発した。
「早く!!みなさんなら、選ばれた美少女達ならできる!早く動きなさいっ!!」
「「「「「「「「「「「は、はい!」」」」」」」」」」」
強く怒鳴られ、褒められて、観客が目をふさいでることもあって、最初の立ち位置に戻るモデルの同級生達。
「なんなのあいつ~!?」
「ジャニーズ系で可愛いけど・・・ドS??」
「でも、助けてくれたしー」
「なにか考えがあるのかも・・・」
「どーなるの・・・?」
「るるこ、どうなっても知らなーい!」
「好みだから、いっか・・・」
文句言いつつも、蓮君の言う通りにするみんな。
彼はそれを見届けると、マイクを元に戻しながら叫んだ。
「爆弾が仕掛けられていたということですが、いたずらと判明しました!」
「え!?」
「ですから、会場の皆さんも、その場に大人しくしていてくださいね。只今から、光のマジックショーを行います!!」
その言葉とともに、今度は、観客席の後ろから音楽が流れる。


