「うぎゃああああああああ!!?」
「め、めが!」
「まぶしい!」
「ええ!?」
それに合わせて、沢山の悲鳴が上がる。
見れば、ほとんどの観客が、服を溶かしてきた男達が、守ろうとしていたSPが。
「なんだこの光は!?ますみっ!!」
私を守ろうとしていたお根ちゃんまで、顔を手で覆っている。
目を閉じて隠している。
「光・・・・?」
その言葉通り、観客席がまぶしい。
(違う!客席じゃなくて―――――――――ますみ達の後ろ!)
背後から発せられる人工的な光。
これで、観客たちが目を閉じてうずくまる。
水鉄砲の攻撃がやむ。
同時に、私に何かがぶつかる。
「ますみちゃんっ!!」
「きゃあっ!!?」
名前を呼ばれ、フワフワした布にくるまれる。
抱き寄せられた。
水路の中から、抱きあげられた。
「ますみちゃん!!大丈夫!?」
「れ、蓮君!!?」
そこにいたのは、サングラスをかけた凛道蓮君。
「ますみちゃん、前を見て!前を!僕を、後ろの舞台そでを見るな!」
「あ・・・!」
「目がつぶれる!」
そう告げると、私の目にポケットから出したサングラスをかけさせてくれた。
それで、光でやられることなく、周囲を見渡せた。
何が起こっているかわかった。
「この光、上から・・・・!?」
屋上から観客に向け、無数のライトが向けられていたこと。
まぶしくて、目を開けてられないこと。
「あーマイクテスト、マイクテスト。」
「蓮君!?」
気づけば、耳につけたマイクで蓮君がしゃべっていた。
「全員、サングラスが行き渡りましたか!?」
「は、はい。」
「もらったけど・・・!?」
視界の端で、黒い特攻服の男が、モデル達にサングラスを配っていた。
それが誰かと蓮君に問う前に、彼はとんでもないことを言いだした。


