「見ろよ!ますみちゃん、足きれいー!」
「日焼けの後もないぞ~背中が、めっちゃ色白♪」
「見ないでぇ!」
―あれでしょう、男の子なのに・・・―
―自分を女だっている変態の男の子・・・―
「あとちょっとで、下着が~」
「つーか、貧乳だったっけ?」
―ますみちゃん、女の子の下着つけてるの・・・?―
―気持ちわるーい!!―
「見ないでってばぁ!!」
「ますみー!!落ち着けますみ!!」
お姉ちゃんの声はするのに、どうしてすぐに来てくれないの!?
バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!
「いやああ!!」
四方から、水で撃たれる。
頭から足から水浸し。
浅い水路の中に座り込む。
溶けていく布の部分が減って行く。
それでますます、その場から動けなくなる。
「おい、あのままじゃ、ますみちゃんヌードになるんじゃねぇ!?」
「見せろよ、ミス・桃山女学院!」
「写メ写メ!」
「押すなよ!おい!」
「いやぁ・・・・!!」
(助けて、助けて!)
迫る恐怖に、全身が震える。
同時に強く後悔する。
こんなことになるなら、でなければよかった。
見栄を張って、強がって!
蓮君があれほど―――――
―僕がますみちゃんを守ります!―
「れ、ん・・・くん・・・・!」
ますみは。
(ますみは。)
ごめんなさい・・・!
―ますみちゃんは、女の子だよ―
蓮君を信じれなくて、ごめんなさいっ!!!
そしてお願い!!
どうかますみを―――――――――――――――!!!
「やだぁあああああああ!!助けてっ!蓮く―――――――ん!!」
「――――――――ますみちゃぁんっ!!!
望んでいた声が耳に届いた。
カッ!
パチン!!パチン!!
同時に、複数の機械的な音が響き渡る。
響いたのは機械の音だけじゃなかった。


