彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「見ろよ!ますみちゃん、足きれいー!」

「日焼けの後もないぞ~背中が、めっちゃ色白♪」

「見ないでぇ!」





―あれでしょう、男の子なのに・・・―

―自分を女だっている変態の男の子・・・―




「あとちょっとで、下着が~」

「つーか、貧乳だったっけ?」



―ますみちゃん、女の子の下着つけてるの・・・?―

―気持ちわるーい!!―



「見ないでってばぁ!!」

「ますみー!!落ち着けますみ!!」


お姉ちゃんの声はするのに、どうしてすぐに来てくれないの!?



バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!




「いやああ!!」




四方から、水で撃たれる。

頭から足から水浸し。

浅い水路の中に座り込む。

溶けていく布の部分が減って行く。

それでますます、その場から動けなくなる。



「おい、あのままじゃ、ますみちゃんヌードになるんじゃねぇ!?」

「見せろよ、ミス・桃山女学院!」

「写メ写メ!」

「押すなよ!おい!」





「いやぁ・・・・!!」

(助けて、助けて!)





迫る恐怖に、全身が震える。

同時に強く後悔する。

こんなことになるなら、でなければよかった。

見栄を張って、強がって!

蓮君があれほど―――――







―僕がますみちゃんを守ります!―



「れ、ん・・・くん・・・・!」





ますみは。




(ますみは。)





ごめんなさい・・・!







―ますみちゃんは、女の子だよ―






蓮君を信じれなくて、ごめんなさいっ!!!



そしてお願い!!


どうかますみを―――――――――――――――!!!







「やだぁあああああああ!!助けてっ!蓮く―――――――ん!!」

「――――――――ますみちゃぁんっ!!!



望んでいた声が耳に届いた。




カッ!

パチン!!パチン!!




同時に、複数の機械的な音が響き渡る。

響いたのは機械の音だけじゃなかった。