彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




ますみちゃんの声に、数人の高校生がやってきた。

無表情で迫ってくる姿が怖い。



「どちら様・・・・!?」

「知りたい~?」



そうつぶやけば、腕を引っ張られた。

思わず視線をそちらへ向ければ、ますみちゃんがニヤリと笑う。




「ますみの親友達だよ?」



「親友達!?多すぎでしょう!?」

「なに!?あの可愛い子もか!?」





同じ言葉を聞いたはずなのに、私とヤマトの感想はわかれた。



「え!?多いかぁ~凛!?ええやんけぇーかわぇぇやん!かわぇぇなぁ~わかわええ!」

「え!?これぐらいが普通なの、ヤマト?てか・・・可愛いを言いすぎだよ?」



デレっとした顔で、桃山女学院の生徒を見るヤマトを見て思う。



(そういえば、どういう子がタイプか聞いてなかった・・・)



〔★後回しにしていい疑問だ★〕



固まる私達に、やってきた女子高生の1人・・・アイラインの濃い女の子が言った。




「ますみ~凛道蓮君は、どうしたの?だれ、そいつら?」

「やだなぁ~マイマイ!えへへへ!彼が凛道蓮君♪」

「え!?この子が!?」


「「「「「あの凛道蓮!!?」」」」」


「そっちのサングラスの彼が、同じ龍星軍のあらしやまヤマト君だよ!」

「どーも、凛の同級生でぇーす!!」


「「「「ええええ!?同じ年ぃ!!?」」」」


(その言い方・・・私を年下と思っていたわね・・・!)



年齢はともかく、凛道蓮ではないと思われていたのは間違いない。

能面みたいだった顔だった女子高生達が、ますみちゃんの紹介を受けて動き出した。



「え!?すごーい!本物!?」

「めっちゃ可愛い!写メってもいいですかー!?」

「凛道君の武勇伝、聞いてますぅ~」

「すごい可愛い~!女の子みたーい!」


「そ、それはありがとう・・・・!」



無表情が一変し、キャッキャッと大騒ぎする女子の群れ。

テンションが上がったのは彼女達だけじゃない。



「きゃ~凛道君以外の龍星軍、初めて見ました~」

「うははは!いやぁそれほどでも~」

「背が高くて、頼もしい~!えっと、あらしやまくんですよね?凛道君とは同級生?」

「うははは!いやぁ、なんのなんの!」

「サングラスがお似合いです~あらしやまくん!」

「うはははは!!わし、こんなに女の子にモテたの初めてやで、凛!?」


「そうやって喜ぶ前に、間違った名前で紹介されてることを指摘しなさーい!」



〔★ヤマトが一番うるさかった★〕