ますみちゃんの声に、数人の高校生がやってきた。
無表情で迫ってくる姿が怖い。
「どちら様・・・・!?」
「知りたい~?」
そうつぶやけば、腕を引っ張られた。
思わず視線をそちらへ向ければ、ますみちゃんがニヤリと笑う。
「ますみの親友達だよ?」
「親友達!?多すぎでしょう!?」
「なに!?あの可愛い子もか!?」
同じ言葉を聞いたはずなのに、私とヤマトの感想はわかれた。
「え!?多いかぁ~凛!?ええやんけぇーかわぇぇやん!かわぇぇなぁ~わかわええ!」
「え!?これぐらいが普通なの、ヤマト?てか・・・可愛いを言いすぎだよ?」
デレっとした顔で、桃山女学院の生徒を見るヤマトを見て思う。
(そういえば、どういう子がタイプか聞いてなかった・・・)
〔★後回しにしていい疑問だ★〕
固まる私達に、やってきた女子高生の1人・・・アイラインの濃い女の子が言った。
「ますみ~凛道蓮君は、どうしたの?だれ、そいつら?」
「やだなぁ~マイマイ!えへへへ!彼が凛道蓮君♪」
「え!?この子が!?」
「「「「「あの凛道蓮!!?」」」」」
「そっちのサングラスの彼が、同じ龍星軍のあらしやまヤマト君だよ!」
「どーも、凛の同級生でぇーす!!」
「「「「ええええ!?同じ年ぃ!!?」」」」
(その言い方・・・私を年下と思っていたわね・・・!)
年齢はともかく、凛道蓮ではないと思われていたのは間違いない。
能面みたいだった顔だった女子高生達が、ますみちゃんの紹介を受けて動き出した。
「え!?すごーい!本物!?」
「めっちゃ可愛い!写メってもいいですかー!?」
「凛道君の武勇伝、聞いてますぅ~」
「すごい可愛い~!女の子みたーい!」
「そ、それはありがとう・・・・!」
無表情が一変し、キャッキャッと大騒ぎする女子の群れ。
テンションが上がったのは彼女達だけじゃない。
「きゃ~凛道君以外の龍星軍、初めて見ました~」
「うははは!いやぁそれほどでも~」
「背が高くて、頼もしい~!えっと、あらしやまくんですよね?凛道君とは同級生?」
「うははは!いやぁ、なんのなんの!」
「サングラスがお似合いです~あらしやまくん!」
「うはははは!!わし、こんなに女の子にモテたの初めてやで、凛!?」
「そうやって喜ぶ前に、間違った名前で紹介されてることを指摘しなさーい!」
〔★ヤマトが一番うるさかった★〕


