彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




最初は、デザイナーへの賞賛の声。

そして――――――――






「モデルはこちら!本年度のミス・桃山女学院高等部、1年3組の一之瀬ますみさんです!


「おおおお!!」

「ますみちゃーん!」

「やっぱり可愛い!」

「こっち向いて~!」


(ますみへの賞賛の嵐・・・♪)



「デザインが選ばれた桐壺聖歌さん、今のお気持ちをお願いします。」






マイクを差し出され、それを優雅に受け取るお嬢様。





「ありがとうございます。わたくしのデザインが多くの生徒の皆さんに支持されたこと、この場を借りてお礼申し上げます。」

「なんと謙虚な!続きましては、桃山徐学園一の美女に伺いましょう。制服の着心地はいかがですか?」

「はい♪憧れの桐壺先輩のデザインを切れたのはもちろん、嬉しいです。でも・・・こうやって、みなさんの前で最初に制服を着ちゃったのが~悪い気がします。お先にごめん遊ばせ♪」

「きゃあ!一之瀬先輩!」

「ますみさん、可愛い~!」

「そんなことないよぉ~許しちゃう!」




最後の方は、男からの声援。




(ホント、男って馬鹿。)





見た目だけで人を判断して、下種な生き物。





―ますみちゃん―




だからあいつも、凛道蓮も同じ。




(ますみをフッたこと、これから時間をかけて後悔させてやる・・・!!)




いけない、いけない。

まだ、ミス・桃山女学院のプリンセスの仕事は終わってない。

向けられたマイクに顔を近づける。



「ますみもですがぁ~他の11作品の作者&モデルの皆さんにも、登場して頂きまーす♪」





ますみの声を合図に、後ろから選ばれなかった制服を着たモデル達が出てくる。

ますみに負けた女達と、そいつらを着飾る制服を作ったデザイナー達。

デザイナーには可哀そうだけど、仕方ないよね?

まさか、ますみが着た制服が、そのまま優勝しちゃうなんて。





「それではみなさん!ミス・桃山女学院のプリンセスを含む12名に温かい拍手を!!」




パーン!

シュワシュワシュワ~!!





「きゃ!」

「シャボン玉だぁ~」





バルブガンを構えていた連中が、こちらに向けて銃を撃つ。

大中小、様々なシャボン玉が入り乱れる。