彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「合計20名ねぇ~悪い娘(こ)たち♪」

「では、モニカちゃん社長!携帯にも送りましたが~これがそのリストです!」

「えーとぉ、モニカちゃんがくぐりやすいように、データも転送しましたから。」

「てことで~えげつない感じで、〆ちゃうってことでよろしく!」

「ありがとう~みんなぁ~!愛してるわっ♪」





そう言いながら、3人のほっぺにチュッとキスしていくオネェさん。





「持つべきものは、同性の親友よねぇ~♪」

「な、仲良しですね・・・」

「うははは!」

「あらん♪一番は凛ちゃん!」


チュッ♪





みんなに見せつけるように、大きく音を立ててに頬にキスするモニカちゃん。





「きゃあ~!ホントにしたぁ!」

「モニカ部長ならするよぉ~♪」

「お幸せに!!」

「って、めでたしめでたしで、まとめないでください!」

「じゃあ、桃山女学院へ乗り込みましょうか♪」

「やっとですか!?」

「準備できてる、パフューちゃん達?」

「もちろんです!」





そう言って見せてくれたのは・・・





「着ぐるみ!?」

「うはははは!2着あるのぉ~!?」

「うちの専門からも、PRで参加するのよぉ~!卒業生がいるからねぇー」

「なぜ、着ぐるみで?」

「あら、前回のプリンセスボーイ奪回で、凛ちゃん達の顔はばれちゃってるのよ?隠すのが普通でしょう?」

「え!?」




ピーポー、ピーポー、ピーポー!





私の声に被るように、雨戸になっている窓から外からサイレンの音がした。





「あ、事故ですね~」

「えーとぉ、あれって暴走族かな?モニカ部長?」

「そーみたい。怖いわねぇ~誰かを追いかけていたところで、何者かに妨害されて自損事故をしたのかもしれないわ~♪」

「きゃははは!モニちゃんてば、具体的だね~」

「・・・。」

(まさか、百鬼が・・・・?)



モニカちゃんの言葉で野獣を思い浮かべる。

嫌な予感に顔をひきつらせる私。

そんな私に気づいたオネェさんが笑顔で言った。






「さぁ、邪魔者に見つかる前に着替えてね!凛ちゃん達♪」


(絶対、なにかしている・・・)





なぜなら今の彼女は、黒子ファイブ・ピンクの顔だから。




「うははははは!」




となりでのん気に笑うヤマトが、今だけ羨ましかった。