彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「水に溶ける服ね!?」
〈水に溶ける服だよ。〉


「「水に溶ける服っ!?」」





出された解答に、ヤマトと顔と声を合わせて反応する。

それで、ハンドルを握っていたモニカちゃんが教えてくれた。





「『エコファッション』って意味で、海外の方だと注目を集めてる素材でそういうのがあるのよ!イギリスだったかしらね・・・実際に、ファッシャンショーもしてるわ!」

「じゃあ、ますみちゃんに恥をかかせるっていうのは―――――」

「そうよ!」





鋭い目つきでモニカちゃんは言い放った。





「女の子になる前の体を、大勢の前で晒すってことね!」

「ひどい!」

「ゲスやのぉ~!?」

「わはははは!」

〈じゃ、時間もないから言指示をよろしく、4代目。〉

「僕ですか!?」

〈モニカにお願いって言えばいいからさ~〉

「モ、モニカちゃん、お願い!」

「任せなさい!!」





それでモニカちゃんが言った。





「れーちゃんはこのことをみーちゃんとイオリンにメールしたら、尾行を続行!皇助は、機材を取りに向かって!あたしと凛ちゃん&あらしちゃんは着替えて、桃山女学院へ向かうわよ!」


〈りょーかい♪〉

「わはははは!」





烈司さんとの電話が切れ、百鬼もバイクを反転させて私達から離れて行った。





「道が違いますよ!?」

「あってるわよ~♪」





そう言うって車が進む先は、桃山女学院へ向かるルートとは違う。






「というか、ここどこですか!?」

「あたしの学校の近く♪」

「学校ぉ!?」

「うはははは!学生さんでっかー!?」

「まぁね♪着いたわよぉ~!」






モニカちゃんの言葉通り、車が止まったのは――――






「ファッション専門学校で~す♪」


「ここっ!?」

「さぁ、早くいらっしゃい!」

「あ、あ、ちょっとモニカちゃん!?」






引っ張りだすようにして、車から降ろされる。





「あたしのマイクラ C+Cちゃん目立つのよ。日本で数台しかないから♪」

「それとこちらへ来たのと、どのような関係が!?」

「話は中で♪みんなにも凛ちゃん達を、紹介したいのよねぇ~」

「ちょ、本当に大丈夫なんですか!?」





遠くで、パトカーのサイレン音がする。

ヤマトと2人、顔を見合わせてうなずく。

ここは従うしかないだろう、と。