彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「烈司さん、今どこですか?」

〈桃山女学院の中庭~〉

「学校にいるんですか!?」

〈まぁな。ちらほらだが、蛇の目が混じってるぜ?イベント関係者になりすまして、バブルガンを持ってる奴が多いのが気になるな。〉

「バルブガン?」

〈ああ。招待客に、ショーのエンディングでモデルに向けてじゃボン玉の銃を撃ってくれっていう名目で渡してる。〉

「あら、可愛い演出ね~舞台とバルブガンを撃つ位置はどうなの?」

〈直撃することはない。シャボン玉だけ出るなら、まるで花吹雪みたいに幻想的になるだろうぜー?〉

(バルブガンを蛇の目が・・・?)

「ええなぁ~バルブガン!わし、遊んだことないでぇ~?」

「ヤマト?」

「水鉄砲ならようやったでぇ~!バンバンバン!ってのぉ~うははははは!」





バーンバーン!!





「って、銃声!?」

〈いや、これは~〉

「『あいつ』のコール音じゃない。」





「わはははははは!」

グオォォン!!






モニカちゃんの言葉通り、あいつ改め、奴の笑い声が響く。





「わはははは!凛助ぇ~!!」





背後から急接近してくるバイク。

それでもう、正体はわかった。




「百鬼さんっ!!」

「わははははは!」





現れたのは、つなぎ姿の初代龍星軍先輩。






グオオオオオォォォン




こちらを見るなり、一気に加速すると―――――――





ガシッ!

「わっ!?」

「うはははは!」

「ちょっとぉ~!!」

「一服させてくれや!」





そう言って、助手席のドアに手をかけて単車ごと捕まる野獣。





「なにしてんですか!?」

「わはははは!自転車乗ってる奴が、スクーターに乗ってる奴につかまって走ることをしてんだよ!楽ちんだぞ!!」

「確かに・・・それなら、こがなくてもいいですが!?」

「うははは!ええなぁ~」

「よくない!おやめ、馬鹿皇助!あたしの車に傷がつくでしょう!?」

「かてぇーこういうなよっ!!わはははは!喧嘩があるって言うから来てやったぜ!」

「まったく、乱闘には鋭いんだから!!それよりも皇助、凛ちゃんのバイクは!?」

「瑞希に任せてきた!バトル会場はどこだ!?」

〈おいおい、瑞希に丸投げしてきたのかよ?〉

「わはははは!烈司か!?どうなってる!?」

〈つーか、凛たんのバイク大丈夫かよ!?修理終わったのか!?〉

「わははははは!何とかなるぜぇ!!」


「あんたが、そう言う時は!!」

〈適当にしてきたろー!?〉

(適当なんだ・・・・)

私のバイク、大丈夫かな・・・



〔★凛の不安が追加された★〕