「本当に無理です。ごめんなさい、ごめんなさい、この通りです。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
「だから怖いよ!こんな告白の断り方されるの、はじめてなんですけど!?」
(こっちだって、女子からの告白は初めてだよ!)
〔★初めて同士ではあった★〕
「うはははは!えらいこっちゃー!凛の人生がかかっとるでぇ~」
「人の人生の分かれ道を、アメ玉食いながら見物するなぁー!助けてよ、ヤマト!」
「てゆーか、ヤマト君だったよね!?蓮君があたしと付き合えないわけ知ってるんでしょう!?教えて!」
「なに言いだすの、彼女!?」
「ますみよ!蓮君が教えてくれないなら、知ってる人から聞くもん!お願い!」
「ホント、なんてこと言いだすんですか!?」
(冗談じゃない!ヤマトは、私の正体をばらさないと言ってるけど・・・)
「お願い、ヤマトくん・・・・!」
つぶらな瞳で、上目遣いで、小悪魔のようにささやく姿。
今さらだけど、フワフワの髪を束ねたシュシュは、動くたびにいい香りがする。
その上で、見た目もスタイルもよく、胸も菅原凛ぐらいにありそうな美少女にお願いされたら――――――――――
(男は拒めない!!)
〔★確率による判断だ★〕
「お願い!教えて、ヤマト君!」
「やめてー!ヤマト君!言わないで~!!」
「あたりまえやんか。」
叫んだ私達に彼は言った。
「わしと凛はツレやで?言うわけないやんか?」
「え!?」
「ヤマト!?」
「あんたに頼まれてもな、わしは凛の秘密は言わへん!ほかあたり~!」
「うっ・・・」
「ヤマト・・・・!」
(言わなかった・・・・!?)
信じていたけど。
口が軽くて、声が大きいから。
信じていたけど。
馬鹿笑いして、ヘラヘラしてるから。
(うっかり言うかと思ったけど~)
「ありがとう、ヤマト!僕もヤマトを信じるよ~!ごめんねぇー!」
「うははは!さりがなく謝罪入れたってことは~わしを信じてへんかったんかー?」
「今はそんなことないよぉ~!」
〔★繰り返す、『今は』信じている★〕


