「相手を下げることでしか、優位に立てないオスが、族のてっぺんを取れると思うなっ!!」
「うはっ!?耳元で叫ばんといてぇ~」
「うるせぇ!騙された、騙されたって、しつけーんだよ!俺が龍星軍の頭である以上、蛇の目だろうが何だろうか、好き勝手出来ねぇ!片淵ぃ!!なぜかわかるか・・・!?」
〈な、なんだってんだよ!?〉
ブツン!
(こいつといい、蛇塚と言い、そこまで私に言わせなきゃわからないって言うの!?)
「わからねぇなら、耳の通りをよくして家から聞きやがれ!!それはなぁー!」
「あ。あかんで~凛!ゆーても、無駄や!無駄!!」
「ああん!?んだ、そりゃ!?ヤマト!?」
「きれてるやん!」
「そうだよ!?俺はキレてんだ!?話、聞いててわかるだろう!?」
「それもやけど~こっちもや!」
受話器を持つ私の手を指さしながら、間の抜けるような声でヤマトは言った。
「お金が足りんで、電話が切れてるで?」
「え?」
ツーツーツー・・・・・
言われてみれば、耳に届くのは機械的な音だけ。
「ああああああ!?話の途中で切っちゃった!?」
「せやから、切れてるゆ~たヤン?」
〔★電波もきれていた★〕
「どうしよう、ヤマト!?まだ、離したりないし、聞き足りないのに!?」
「うはははは!しゃーないやん!凛の場合は、切れちゃったやでぇ~!?わしもしたから、気にするなや~!」
「違うよ!?ヤマトは自主的に切ったけど、僕は自動的に切れたんだ!?」
「うはははは!ややこしいのぉ~!結果は同じ時やん?」
「そうだよ!結果的には、ヤマトと同じことしちゃったんだよ・・・!!」
不覚!
これが、携帯に慣れてしまった世代だからこその失態・・・!!
〔★凛はダメージを受けた★〕


