彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





(なによ・・・相手はあいつなわけ?)





「蛇かマムシか、わかったもんじゃねぇな、片淵セイヤ?蛇の目は暇なのか?」

〈ははは!あの時はよくも、やってくれたな・・・!?〉





相手は、しつこい蛇塚のマブダチだった。

仲良しというだけあって、あれだけやられても、リベンジしてくるところがすごいと思う。





〈普通の奴なら、立ち直れないぐれービビるだろうが、俺は違う!蛇塚や田渕組長を凹ませたぐれーで、調子に乗るなよ!〉



(やっぱり、アイツらか~)





ポケットに手を入れてボタンを押す。






「で?蛇塚の馬鹿みたいに、俺になんかするって?ますみになにした?」





一緒に話を聞いているヤマトに、ポケットの中身を差し出す。

それを見て、口元をニンマリさせながら受け取るヤマト。

私に見えるように、凛道蓮の携帯のアドレスをクリックする。

それを見ながら私は聞いた。





「ますみに何した?捨てられたミミズのくせに。」

〈ざけんな!あいつが男だってわかってたら、鑑別入る前に殺すか、縁切るかしてる!〉

「はすみさんが聞けば、ひき殺されるぞ?」





蛇の目と電話をしつつ、身振り手振りでヤマトに指示する。

その通りにするヤマト。

それで、こちら側の手は打てた。





「蛇塚は知ってんのか?可愛いマブダチの暴走を?」

〈今日、桃山女学院で制服のファッションショーがあるのは知ってるな?〉

「あ?」





急に変わる話題。

質問を無視されたのにムカついたけど、何かあると思ったので黙って聞いた。





〈桃山女学院は、4年に一度、制服を新しく変える。〉

「オリンピックですね。」





そっけない口調で、警戒しながらしゃべる。

これに相手は大笑いをする。