彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





〈普通、初めての番号を一発で暗記できるのかよ!?なんなのお前ら!?なんなんだよ!?〉

「ヤマトの元カノの携帯から連絡してきたんですよね?覚えてるのは、普通なのでは?」

「せやせや!ハニーに欲情したら許さへんで!」

〈するか、ボケ!!〉

「ところでニュー彼氏さん。」

〈誰が彼氏だ!?違うわっ!〉

「違う?つまり、ニュー彼さんじゃなかったんですか?」

〈ニュー彼!?俺、そんな扱いになってんのかよぉ!?〉

「そうです。ヤマトの元カノさんの新しい彼氏という認識でしたよ、今までは?」

〈冗談じゃねぇ!こんなことなら、別の奴からパクればよかった!〉



(パクる?)



「まさか・・・・・・・・・元カノさんの携帯電話を、盗んだんですか?」

(盗品だったの・・・?)




〈だったらどうした!?〉

「なんちゅーやっちゃ!」

「まったくですね。」




開き直る相手呆れる私とヤマト・・・・




「彼女のハートを盗んでいいのはわしだけやぁ!!」

〈なんでそうなる!?〉

(ですよねー・・・)





ヤマトはそうでもなかった。

ズレた論点で怒ってるだけ。



〔★ヤマトの解答は斜め上だ★〕




「落ち着いてください、ヤマト。相手は心じゃなくて、『機械』を盗んだんですよ?」

「『機会』ぃぃぃい!?携帯を拾ったふりしてナンパする『チャンス』をねらうのが目的かぁ!?」

〈ちがーう!〉

「凛!聞いたか!?」

「ええ、聞いてます。よーく、わかりました。なのでお願いですから、黙っってくださいね、ヤマト。」

「黙るってどんくらい!?」


「僕がしゃべっていいと言うまでです!」

(これじゃあ、話が進まない!)



〔★本題にも入れないだろう★〕



「ということで、話を進めましょうか?段取りが合悪い上に、無自覚で三角関係問題を発生させて脅迫犯さん?」

〈ちがーうよっ!?マジで、噂通りだな、凛道蓮!?〉

「だからなんですか?あなたが名乗らない限り、『片思いの彼女にいいとこみせようと頑張ってるおニューの彼氏立候補者』と呼びますからね?」

〈長いわッ!くっそ!計画がめちゃくちゃだが、もういい!どうせ、間に合わないんだからな・・・!?〉

「どうやら・・・1時間半で、君を天狗にしてしまったようですね?片思いの彼女にいいとこみせようと頑張ってるおニューの彼氏立候補者さん?性格も残念です。」

「そうやそうや!クーリングオフされてまえ!」

〈ホントにそう呼ぶな!!だから彼氏じゃねぇ!誰があんなブスと付き合うか!?見た目だけなら、ますみの方が数倍は上だろう・・・!?〉




その言い方で気づいた。