「お前バカ!?バカなの!?それ、ますみちゃんに関する脅迫電話じゃん!?なんで切っちゃうの!?」
「だって~わしとハニーの復活愛はあらへんって言うから~」
「お前という奴はヤマトぉ!!で!?どうなったんだ!?」
胸倉をつかみながら聞いた。
切ってしまった脅迫電話の行方を。
「切った後、相手からの電話は!?かけなおしてきたか!?かけなおしたのか!?」
「どっちもあかんかったよ。」
はぁーとため息つきながらヤマトは言った。
「かけなおそうにも、わしの携帯の電源、なくなってもーたんや!」
「充電しろよっ!!」
「それが、充電器が今朝からないねーん!」
「このタイミングでなくしたんですか!?」
「せやから、相手がかけなおしてきてもつながらへん思うわ!うはははは~!」
「笑いごとかぁー!!?」
〔★大問題だ★〕
「どうすんだよ、テメー!?これ、早くますみちゃんの身柄を確保しないと~いや、確保されちゃってるのか!?緊急事態じゃないですか!?」
「まぁまぁ、落ちつき~や~!わし、相手の番号は覚えてんねん!」
「じゃあかけろよ!ほら、僕の携帯で!早く!」
「落ち着かんかい!これ、『菅原凛』ちゃんの携帯やんけ?」
「じゃあ、『凛道蓮』の携帯でかけろよっ!」
「いや、凛道蓮の番号は人に言ったらあかんて、モニカはんに言われたから無理や。」
「本人は、初耳なんですけど!?」
「ミステリアスな印象を壊したくないそうや。ちゅーことで、公衆電話からかけよう思うたんやけど、問題があるねん!」
「なに!?もしかして、この辺りって公衆電話がなかった!?」
「いや、高校のすぐ側にある!」
「じゃあ大丈夫じゃないですか!?」
「それでもあかんねん!」
私の問いに、うははは!と笑いながらヤマトは言った。
「わし、現金がないねん♪」
「お金がねぇのかよぉぉぉぉ!!?」
〔★資金不足が原因だった★〕
「テレカは!?ねぇ、テレホンカードも持ってないの!?」
「うはははは!凛からレトロアイテムの名が出るとはぁ~!しぶいのぉ~」
「良いから。持ってんのか?」
「ぐは!?むなぐらつかみながら言わんといてぇ~しゃべれへん・・・!」
その言葉で、パッと手を離す。
そして、むせている男に再度聞く。
「テレホンカードは持ってますか?」
「うははははは!あったけど、使っちゃった!ちゅーことで、お金貸して~!」
「早く言え!!貸してやるよ!出してあげますから!早く!」
「うははははは!」
ヤマトの腕をつかんで引っ張れば、嬉しそうにヤマトが反応する。
「おーきに、凛♪ほな、こっちや!一番近い電話ボックス、裏門出てすぐの校舎の死角にあるおばあちゃんのタバコ屋さんや!」
「わかりましたから、早く連れてってください!」
ヤマトの案内で、大急ぎで学校から脱出した。


