イライラする。
こんな気持ちで、テストを受けるのは最悪。
出来た解答の見直しをするが、落ち着いてできない。
こんなにあせって解いたのだから・・・漢文が一番悪い点数かもしれない。
「見てよ、菅原の奴・・・」
「すっげー泣きそうなんですけど~」
「ルノアが、底辺係りに指名したじゃんかー?
「そこ、静かにしなさい。」
事なかれ主義な先生は、会話の内容なんて注意しない。
声を出しているから注意しただけ。
しかし、それはどうでもいい。
私が、イライラしてるのはそこじゃない。
(ますみちゃんの学校に終業式に間に合わせないと!)
急いで、カバンを持って速足で飛び出せばいい。
チャイムが鳴る。
テストが回収される。
教師が退出する。
(今だ!)
カバンを掴んで一歩踏み出したら。
ガッ!?
「きゃあ!?」
油断していた。最近なにもなかったので、気が抜けていた。
ドサッ!
「うわ!菅原さんがこけたんですけど~」
「中山、わざとじゃねぇの~」
「そんなわけないじゃんか!げえー見たくもねぇ、ババアのパンツ見ちゃったよー!」
「ぎゃはははは!」
「ばーばパン!ばーばパン!!」
(こいつ凛道蓮で、会ったら覚えてろよ・・・・!!)
あと、普通のプリントパンツよっ!!
ムカつきつつも、起き上がる。
こけそうになりながら、教室を飛び出す。
「逃げてやんの~!!」
爆笑していたがどうでもいい。
私には、笑っている暇はない。
最低男子の中山と、いじめっ子である鳥海と難波の声にムカついたが、今はそれどころじゃない。
全力で廊下を走る。
「おい、そこの女子生徒!走るな!!」
教師が怒鳴った気がしたが、無視をした。
(くそ!早く行かないと、また渕上達にからまれちゃうよ!)
夜店でも、ロクでもないことしかなかったのに!


