彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



しくしくと泣く相手に、大慌てで私は謝る。



「ご、ごめんなさい!悪気はなかったんです!」

「ひどいよぉ~うぇーん!」

「うははは!泣かしおったわ!やーい、やーい、女泣かせぇ!」

「お前どっちの味方!?いや、その、ますみちゃん、ごめん・・・!僕、女の子には慣れてないと言うか~」

「え?」



苦し紛れで言った言葉で、彼女が泣き止む。




(あ、なんとかなりそう・・・・?)



「女の子・・・・苦手なの?」

「いや、苦手と言うか~僕、硬派だから!わかるよね?あはははは!」



(なにかあれば、『硬派』といえば、大体の人が納得すると瑞希お兄ちゃんも言っていた。)




〔★凛はさっそく実行した★〕



教えを頼りに言ってみる。

それで相手の態度は変わった。




「そうだったんだ~!ごめんね~ますみ、勘違いしちゃった!」

「え!?わかってくれましたか!?」

「もちろんだよ~♪」



(よかった・・・!)

諦めてくれたみたいねー・・・


やっぱり、瑞希お兄ちゃんの言うことに間違いはない。



「てっきり、ますみのことが嫌いだと思って・・・」

「そ、そんなことないよ。嫌う理由もないし~」

「ホント!?」



間違いはなかったが・・・・





「じゃあ、ますみと付き合おう!」

「は?」

「えへへ~♪ますみ、蓮君のおかげで、男の子を見る目が変わったんだよぉ~!女の子になれてないなら、ますみで試してみよう?ますみの彼氏になってくださ~い!」

「はああああ!?」



とんでもない問題が起きる。






「つ、付き合ってって・・・!?」


(しかも、彼氏!?)





「ねぇ、いいでしょう、蓮君?ますみを、凛道蓮君の彼女にしてぇ~!!」



〔★交際を申し込まれた★〕