「あたしに殺されかけて、姿消したと思えば、可愛い単車で逃亡中だったじゃねぇのか!?仲間からの連絡もシカトしてビビってたくせに!」
「動かなかったのは、どこかのお姉さんが僕のバリオスにイタズラしてくれたからね。おかげで、円城寺君達に返事するのを忘れるぐらい、ますみちゃんのことについて没頭できました。理解できましたよ。」
「ああっ!?てめーに、ますみのなにがわかる!?」
「だから、調べただけです。うちの先代の遊撃隊長のことは知ってますね?」
「うっ・・・・!」
そう告げれば、言葉を詰まらせる弁才天の13代目。
「僕には未知の世界だったから、きちんと知っておきたかったんだ。」
「なん・・・だと・・・・!?」
「悪いけど、僕はあなたと喧嘩する気はないですよ。その気がないから、スクーターで移動してるんです。僕のこと、あなたが探しているのは知ってましたからね?」
「なっ!?」
はったりをかます。
それでひるんだ相手に、さらに言葉の圧力をかける。
「妹さんが大事な気持ちは僕もわかります。あなたが立派なシスコンなら、僕は筋金入りのブラコン・・・舐めてもらっちゃ困りますよ?」
「馬鹿にしてんのか!?」
ハンドル両腕を置きながら言えば、ギリッと歯ぎしりしながらはすみさんが叫ぶ。
「あたしのほうが筋金入りだ!馬鹿にしやがって!」
「はすみ先輩、そう言う問題ですか!?」
「うるせぇ!いいぜ、凛道蓮!今度こそ、ますみに会わせてやるよ!」
「わかっていただけましたか?」
とてもそんな顔じゃないけどなー
(会わせると言いつつも、なにか裏があるかな?)
その答えはすぐにわかった。
「もちろんだ。」
そう言って拳をならしながらお姉さんは言った。


