彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あたしに殺されかけて、姿消したと思えば、可愛い単車で逃亡中だったじゃねぇのか!?仲間からの連絡もシカトしてビビってたくせに!」

「動かなかったのは、どこかのお姉さんが僕のバリオスにイタズラしてくれたからね。おかげで、円城寺君達に返事するのを忘れるぐらい、ますみちゃんのことについて没頭できました。理解できましたよ。」

「ああっ!?てめーに、ますみのなにがわかる!?」

「だから、調べただけです。うちの先代の遊撃隊長のことは知ってますね?」

「うっ・・・・!」




そう告げれば、言葉を詰まらせる弁才天の13代目。




「僕には未知の世界だったから、きちんと知っておきたかったんだ。」

「なん・・・だと・・・・!?」

「悪いけど、僕はあなたと喧嘩する気はないですよ。その気がないから、スクーターで移動してるんです。僕のこと、あなたが探しているのは知ってましたからね?」

「なっ!?」


はったりをかます。

それでひるんだ相手に、さらに言葉の圧力をかける。




「妹さんが大事な気持ちは僕もわかります。あなたが立派なシスコンなら、僕は筋金入りのブラコン・・・舐めてもらっちゃ困りますよ?」

「馬鹿にしてんのか!?」



ハンドル両腕を置きながら言えば、ギリッと歯ぎしりしながらはすみさんが叫ぶ。



「あたしのほうが筋金入りだ!馬鹿にしやがって!」

「はすみ先輩、そう言う問題ですか!?」

「うるせぇ!いいぜ、凛道蓮!今度こそ、ますみに会わせてやるよ!」

「わかっていただけましたか?」





とてもそんな顔じゃないけどなー



(会わせると言いつつも、なにか裏があるかな?)



その答えはすぐにわかった。





「もちろんだ。」




そう言って拳をならしながらお姉さんは言った。