「はすみさん。」
「お?なんだ、凛道総長キレちゃったかー?」
「古いですね。」
「ふ!?」
「はすみさんを古いだと!?」
「はい。男は男、女は女という固定観念はないと聞いてましたけど・・・見損ないましたよ。」
「あんだとぉ!?」
「あたしのどこがなんだってんだ、小僧!?」
「僕が、瑞希お兄ちゃんに会いに行くって言ったからです。固いし、古臭い。」
「どういう意味だ!?」
「僕のこと、ますみちゃんから聞いてないんですか?」
「聞いてるよ!だからこそ、テメーは許さねぇ・・・!!」
「嘘つき。」
最近よく聞く言葉を口にしてから言った。
「全然聞いてないじゃないですか?」
「・・・・・なにが聞いてないってんだ!?」
「僕、ますみちゃんと会って話したいんです。」
「ああ!?だれがオメーの話なんか聞くって言った!?」
「俺がますみと初めて会ったのが、俺の兄が働いてる店の前だ。その辺りに、ますみもよくいくんじゃないのか?」
「っ!?」
それで凶悪だったお姉さんの顔がゆがむ。
不意をつかれたように、大口開けて固まる。
「俺は・・・・いや、僕は、ますみちゃんと話がしたいだけだ。」
かたまったままでいる、はすみさんに向かって言う。
「彼女を傷つけたままにしたくない。体を理由に拒んだんじゃない。」
「だったら!なんでますみの手を振り払った!!?」
「僕のマスクを触ろうとした。」
「マスク!?」
「僕はねぇ、はすみさん・・・・・はずみさんが僕を嫌ってるように、僕も自分の顔が嫌いなんだ・・・!!」
殺気を込め、初めての敵意を向ける。
それで相手も、口を閉じて構える。
喧嘩の構えだったが気にせず話を続けた。
「僕はただの蓮君として、ますみちゃんを探してる。彼女は、あなたの家族の元にいるのか?」
「誰がテメーに言うか、ナルシスト!?顔に傷でもあるってんのか!?」
「答える義務はない。」
「なめてんのか!?」
私の返事に、はすみさんが声をあらげる。


