「渕上ルノア相手に、クビにされたいのか・・・!?」
「いや、正しいことしようとしとるのに、その言い方はあかんやろう~?」
「ヤマトこそ!本当に後藤先生が、私のために動いてると思う!?」
何人かの先生は、完全に渕上ルノアひいきで、私を悪い生徒に仕立てている。
「担任の先生なんか、なにかあれば、私がしたって疑うのよ!?」
「はぁ~そりゃ、いつかバチがあたるで。」
「え?」
ヤマトにしては珍しく小さい声。
「凛、それでどないすんや?」
「後藤先生のことならー」
「今夜のことや!また、お友達のところに泊まるって言ってわしの家で変身するか?」
「いや・・・・やめておくよ。」
今日は、カンナさん達に会える気分じゃない。
「朝一で円城寺君から電話が来ていた時点で・・・・・僕の精神は擦り切れそうだし・・・」
「うははは!えんなんとか君、嫌いなんかー?」
「相手をするのが、つかれるだけです!」
正直に答えてから立ち上がる。
カバンから、ファイルを取り出して、それをヤマトに私ながら言った。
「はい。明日のテストの山。これで頑張ってね。」
「わぁーお!わしが聞こうと思ってたところも、解説付きでのっとる!わかりやす!」
「ヤマトの苦手部分は、大体把握してますからね?」
「うはははは!せやな!付き合い長いもんなぁ~」
「そういうことですので、もし円城寺君達から連絡が来ても・・・」
「まかしとけ!着信拒否で、でーへんから!」
「それ、僕でもできることですけどね。」
立ち上がり、グッと親指を立てるヤマトに笑う。
そのまま、お互いの掌をパンと叩いて笑いあう。
やっぱり、友達は良いなと思った。


