彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「渕上ルノア相手に、クビにされたいのか・・・!?」

「いや、正しいことしようとしとるのに、その言い方はあかんやろう~?」

「ヤマトこそ!本当に後藤先生が、私のために動いてると思う!?」



何人かの先生は、完全に渕上ルノアひいきで、私を悪い生徒に仕立てている。



「担任の先生なんか、なにかあれば、私がしたって疑うのよ!?」

「はぁ~そりゃ、いつかバチがあたるで。」

「え?」



ヤマトにしては珍しく小さい声。





「凛、それでどないすんや?」

「後藤先生のことならー」

「今夜のことや!また、お友達のところに泊まるって言ってわしの家で変身するか?」

「いや・・・・やめておくよ。」




今日は、カンナさん達に会える気分じゃない。



「朝一で円城寺君から電話が来ていた時点で・・・・・僕の精神は擦り切れそうだし・・・」

「うははは!えんなんとか君、嫌いなんかー?」

「相手をするのが、つかれるだけです!」




正直に答えてから立ち上がる。

カバンから、ファイルを取り出して、それをヤマトに私ながら言った。





「はい。明日のテストの山。これで頑張ってね。」

「わぁーお!わしが聞こうと思ってたところも、解説付きでのっとる!わかりやす!」

「ヤマトの苦手部分は、大体把握してますからね?」

「うはははは!せやな!付き合い長いもんなぁ~」

「そういうことですので、もし円城寺君達から連絡が来ても・・・」

「まかしとけ!着信拒否で、でーへんから!」

「それ、僕でもできることですけどね。」




立ち上がり、グッと親指を立てるヤマトに笑う。

そのまま、お互いの掌をパンと叩いて笑いあう。

やっぱり、友達は良いなと思った。