下校前、第2理科実験室に寄った。
「おっ!凛のヤマが当たったで~おおきにな、総長!」
「どういたしまして。できれば、『菅原さん』と呼んでくれ、五十嵐君?」
人気のない第2理科実験室は、龍星軍である凛道蓮と五十嵐ヤマトのたまり場になっていた。
「なんや、けったいな顔して!いじめかー!?」
「それ以外ありますか?答え書き込む前に、勝手に人の答案用紙を決めて落書きして!」
「はぁ~テストのストレスをぶつけられとんか!?ひまやのぉ~!」
「まったくだ!俺らもあやかりてぇぜ・・・・!」
教だんの後ろに座り込んでいるヤマトの隣に、私もドカッと腰を下ろした。
「いやー凛がミニスカでなくてよかったわ!見えてまうで~!?」
「菅原さんだ、五十嵐君。それで・・・ちょっと聞きたいんだが・・・」
「わしも、明日の古文のことを聞きたかったんや!」
「ちゃんと教えるから、僕の質問を優先してくれ!」
「うははは!わーとるで!『弁才天』ともめたことやろう~?」
「じゃあ、話が早いね?」
「なんや、カンナはんや五分刈り君はわかるけど、えんなんとか君も電話してきてのぉ~!」
「怒ってた?」
「巻き舌で、ようわからへんかった!」
「怒ってるじゃないですか!?」
〔★不機嫌決定だ★〕
「そーとも言うかの~うはははは!わしが頼まれたのは、『今夜、凛をフェリチータに連れて来い』や!」
「無理です。明日は経済学のテストもあるのに。」
「せやろ!?だからわしも、そうお断りしたんや!」
「はあ!?僕があゆみが丘学園の生徒だって言ったのか!?」
「はあ~?連れてくるわしが、テストで、いっぱいいっぱいやって言っただけやでー?」
「ああ、誘導する面で無理と言ったんですね・・・」
それなら納得。
(テスト期間であるのは、東山高校も同じはずなんだけど~)
真面目にテストを受けないとか、ありえないよ。
〔★ヤンキーならありえる★〕


