彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




はすみさんにやられた足のけがは、軽症ですんだ。

ぬるま湯で洗われ、消毒液をつけられ、ガーゼと包帯を巻かれた。


「ふむ、表面が削れただけで、骨や神経に問題はなかろう。」

「でも、念のために病院へ行ってね?」

「つーか、伊織のところに連れて行こうぜ!」

「びょ・・・!?いえ!かかりつけがあるのでそこへ自力で行けます!」

「とはいえ、ちょっと横になりな、凛たん。」

「そのために凛助の部屋に運んだんだかよぉ~わははははは!」

「・・・すみません。」



ベットまで運ばれ、汚れたズボンを脱ぐように言われ、タオルで隠しながら脱いだ。

クーラーの利いた部屋で、短パンに履き替えてから手当てを受ける。

手当後、飲み物を渡され、それで一息つけた。



「凛、足は痛むか?」

「大丈夫ですよ。」


(と言っておこう・・・・)


本当は、ズキズキしてきてすごく痛い。



「本当に平気か?まだ興奮状態にあるんじゃねぇのか?」

「可能性はあるな。タクシーとこすったとはいえ、えぐれた傷だったからな。」

「落ち着いたら痛くなるかもしれないけど、その時は我慢せずに言いなさいね。」

「わははははは!今から氷で冷やしちまえばいいんじゃねぇか!?」

「ほお、お前にしては気が利くな皇助?」

「みなさん、ありがとうございます・・・」



負傷したくるぶしに氷を乗せられ、痛いけど気持ちいいと思う。



「あの~本題に戻りますが、『一之瀬はすみ』さんとは一体・・・?」

「一之瀬ますみちゃんの1つ上のお姉さんで、『弁才天』っていうレディースの総長よ。」

「モニカちゃん。」



答えたのは美人のオネェさん。

先ほど言った通り、彼女が話してくれるらしい。