彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




百鬼&烈司さんのおかげで、私は無事に生還できた。





「凛、無事か!?」

「ごめんね、凛ちゃーん!」

「うわぁーん!問答無用で、死ぬかと思いましたぁー!」





瑞希お兄ちゃんとモニカちゃんにハグされ、凛道蓮であることも忘れて泣きつく。




「僕は、僕は!ますみちゃんとの誤解を解きたかっただけです!だから、ますみちゃんのお姉さんが彼女に合わせてくれると言うのでついて言っただけなのに!・・・それなのに!」

「わはははは!単車から叩き落とされて、ガードレールを背に引き殺されカタンだぜ~!凛助!」

「笑顔で言うな、皇助!!」

「マジで、『弁才天』に狙われることになるとは。」




爆笑する百鬼に瑞希お兄ちゃんが怒れば、ため息をつく烈司さん。




「今回は、烈司と皇助が見張ってたからよかったもんを~モニカ!伊織!」




怒り足りない瑞希お兄ちゃんが、家で待っていた2人を怒鳴る。




「何で言わなかった!?日曜だってことも、『弁才天』のことも話してれば、凛はノコノコついて行かなかったぞ!?」

「ごめんなさい、みーちゃん、凛ちゃんも・・・!」

「人のせいにするな、ブラコン共。」

「あんだと!?」

「よせよ!相手の出方がわかっただけよかったじゃねぇーか。」

「わはははは!噂通り、命を狙われるなぁ~!?凛助!!」

「そのことですが!」



涙を抑えながら聞いた。





「いったい彼女達は何者ですか!?」





同じ女性として、モノ申したいことがあった。




「姉妹で、お金持ちで、女の子だけど身体は男の子のお姉さんで、しかもレディースの総長ですよ!?」

「落ち着け!凛!」

「そうだな。言ってしまえば・・・・」


「究極のシスコンよっ!」





なだめる瑞希お兄ちゃんと、もったいぶる獅子島さんときて、答えてくれたのはモニカちゃんだった。