彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「ど、どうしたんですか、急に!?」

「元々キレてたんだよ、ボケ!!テメーあたしの可愛いますみを泣かせたな!?」

「は?」

「可愛くて、可愛くて可愛くて可愛くて!!目に入れてもいたくない可愛い妹を~」

「へっ!?」



ガクっ!と体が右に傾く。




「わああああああああ!?」




体が、地面にこすれるすれすれでカーブする。






「あたしの可愛い妹のますみを泣かせやがったなぁぁぁぁ!?

「僕も泣きそうなんですがー!?」




〔★死にそうの間違いだ★〕




「はすみさん!待って!待ってください!ますみちゃんから、なんて聞いて~!?」

「くそミミズが見せたますみの裸体みて、愛の告白を拒んだそうじゃねぇか!?」

「その前からお断りしてるんですけど!?」

「だまれ!!よくも、あたしの妹を泣かせてくれたな!?今まで、野郎にフラれて凹むのは見てきたが~ここまでひどい落ち込み方は初めてだよ!!」



「だから誤解です!僕はますみちゃんが男―」

男じゃないってわかってます!




そう言いたかったんだけど。





「――――――――――ますみは女だっ!!心も体もだっ!!」

「うっ!?」




激怒してるお姉さんの罵声にかき消される。

同時に、顔へ当たる風が強くなる。


目に入ったスピードメーターはマックスになっていた。




「待って、はすみさん!それは違います!僕も、ますみちゃんが~」

「女だって訂正するか!?みんなそうなんだよ!あたしの単車のケツに乗せると、良い子になるんだよなぁ~!?」

「いつもこんなことしてんですか!?」



〔★常習犯らしい★〕