「あの、ますみちゃんは今・・・?」
「家にいるよ。来るかい?」
「え!?いや、急にアポなしで女性の家に行くのは~手ぶらですし。」
「あははは!噂通り、面白いね~ますみが気に入ってんなら、あたしはいいけどさ。」
「あのお姉さん!」
「『お姉さん』?」
「あ、はすみさん!」
聞き返す相手に、言い方を変えながら聞いた。
「僕、凛道蓮と申します!」
「知ってるよ。ますみから聞いてる。」
「お願いします!ますみちゃんに会わせてください。」
「会わせて下さいって・・・そういうつもりで言ったんだけど?」
「その上で、改めてお願いしているんです!」
「そんなにますみと会いたいの?」
「はい!どうしても、誤解を解きたいんです!話をさせて下さい!」
「携帯持ってないの?電池切れ?」
「あります!それがー・・・充電で来ていても、彼女が出てくれなくて。」
「ふーん。まぁいろいろ聞いてるけど・・・凛道君、今、1人?」
「え?ええ、1人ですけど・・・」
「なんで、ここにいるの?」
「それは、ますみちゃんに会いたくて、彼女の学校へ・・・」
「今日、日曜日だけど?」
「え?ああああ!?そういえば!?」
「きゃははははは!何やってんだよぉ~面白いなぁ~」
獅子島さんも教えてくれたらいいのに!
いや、違う!
(あの人のことだから、知っていて教えてくれなかったんだ!?)
〔★凛の予想は当たっている★〕
「いいよ、会わせてやるから来いよ!」
「え!?でも・・・」
「手土産も予約もいるか、ばーか!ほら、あっちに私の単車があるからおいで!」
「あ、じゃあ、誘導をお願いし~」
「なに言ってんだよ?あたしのケツに乗ればいいだろう?」
「え?」
「凛道君の単車は、そっちに置いときな。」
「いや、でも、女性の後ろに乗るのは~」
「馬鹿にすんなよ!あたしは走り屋だぜ?ますみに会いたくないのか!?」
「い、いえ!会いたいです!」
「だったら来いよ、4代目?」
「・・・・わかりました・・・」
手招きされ、言われた場所に単車を止めてついて行く。
行った先に、黒の大型バイクがあった。


