彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「ますみって子が、どうするつもりか知らないけど、凛ちゃんが何を言っても今はムダだと思うわ。」

「わ!?く、くすぐったいですよぉ~」

「ちゃんと聞け、凛道。」

「す、すみません。」

「あれから、あらしちゃんの携帯から連絡してもつながらないじゃない?だからと言って、凛ちゃんの携帯からかけちゃダメよ?危険だから。」

「危険って・・・烈司さんにも言われました。」

「ならば、烈司のいいつけを守れ。あいつが言うことほど、あてになるものはない。」

「そうよ、それが身のためだわ。」

「だけど!早く誤解を解かないと~!」

「そうね、早いうちに解決させることも大事よ。でもね~デリケートな問題だから、慎重にしなきゃダメだし~」

「そっとしとくべきだと?」

「それはやめた方が良い。」

「獅子島さん。」




私の質問を、元副総長が否定する。




「放置は得策ではない。ますみが、ひねくれた思想をこじらせては困るからな。このままでは、二次被害、三次被害が発生するぞ。」

「ひねくれた思想??」

「『マスクに触られたくなくて振り払った手』を、『自分が男だから振り払った』って思いこんでることよ?」

「あっ・・・!?」

「イオリンの言う通り、先手は打ちたいわ。相手も悪いからね~」

「悪いって・・・・モニカちゃんまで、ますみちゃんの男性不審が悪いと言うのですか!?」

「そうじゃないわよ。この件は、あたしが間に入ってあげるから心配しないで。」

「モニカちゃんが!?そんな、悪いでー」

「悪くなりそうだから、間に入るのよ?いーい、凛ちゃん!モニカちゃんが良いって言うまで、ますみちゃんと会っちゃダメよ?」

「会いませんよ!というか、会う手段がないじゃないですか!?」

「え?凛ちゃん、桃山女学院の場所、知らないの?」

「モニカっ!!」

「え?」

「あ。」





キョトンとするモニカちゃんと、大声を出す獅子島さんと、ポカーンとする私。



それで気がついた。