本日、2度目の着替えを終え、単車で待っているヤマトの元へ戻る。
「早かったのぉ~凛!?」
「君を野放しに出来ませんからね?」
モニカちゃんデザインの凛道蓮スタイルで、装いを新たにビシッと決めた。
「あと、ジャージとベルトをありがとうございました。」
ロッカーに入れていたエコバックを差し出しながらお礼を言う。
「なんや!?わざわざ、袋に入れてくれたんか!?」
「本当なら洗濯するところですが、ひとまずは、まとめておきましょう。このエコバックはあげます。買い物するなら、こういうのが便利ですよ。1人暮らしなら節約も必要ですから。」
「さっすが、総長!!気が利くでー!」
「声が大きいですよ!早く行きましょう!」
「うはははは!ほな、しゅっぱーつ!」
けげんそうにする若者達の視線をさけるに、私を乗せたヤマトのバイクは再び走り出す。
「どうや!?わしの家に寄ってくるルートは!?」
「このペースだと、かなり時間の節約になります。」
実際、計ってみたけど、水分時間が節約できた。
これなら、今後はヤマトの家を経由して凛道蓮になった方が良い。
「ヤマト、本当にありがとうございます。」
「水臭いで!ツレなんやから!」
「はい。」
「返事はもっとフレンドリーや!」
「うん!」
「ごーかく!うはははは!」
楽しい気分で身を任せる。
通過していく景色は見慣れたものだったが――――――――
「凛、凛、りーん!もうすぐ着くんやけどっ!」
「はいはい、わかってますよ。バイクは、ガレージに入れて下さい?僕も鍵を持ってますから、心配しなくても開けてあげ――――」
「うはははは!営業しとらんのに、女の子がおるでー!お店の前に!」
「え!?お客さん!?」
キキッ!
そう言ったヤマトの言葉に合わせ、急停止するバイク。
その音に反応して、人影が動く。
(参ったな、まただわ・・・・)


