彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




本日、2度目の着替えを終え、単車で待っているヤマトの元へ戻る。



「早かったのぉ~凛!?」

「君を野放しに出来ませんからね?」



モニカちゃんデザインの凛道蓮スタイルで、装いを新たにビシッと決めた。



「あと、ジャージとベルトをありがとうございました。」



ロッカーに入れていたエコバックを差し出しながらお礼を言う。



「なんや!?わざわざ、袋に入れてくれたんか!?」

「本当なら洗濯するところですが、ひとまずは、まとめておきましょう。このエコバックはあげます。買い物するなら、こういうのが便利ですよ。1人暮らしなら節約も必要ですから。」

「さっすが、総長!!気が利くでー!」

「声が大きいですよ!早く行きましょう!」

「うはははは!ほな、しゅっぱーつ!」



けげんそうにする若者達の視線をさけるに、私を乗せたヤマトのバイクは再び走り出す。


「どうや!?わしの家に寄ってくるルートは!?」

「このペースだと、かなり時間の節約になります。」



実際、計ってみたけど、水分時間が節約できた。

これなら、今後はヤマトの家を経由して凛道蓮になった方が良い。



「ヤマト、本当にありがとうございます。」

「水臭いで!ツレなんやから!」

「はい。」

「返事はもっとフレンドリーや!」

「うん!」

「ごーかく!うはははは!」



楽しい気分で身を任せる。

通過していく景色は見慣れたものだったが――――――――



「凛、凛、りーん!もうすぐ着くんやけどっ!」

「はいはい、わかってますよ。バイクは、ガレージに入れて下さい?僕も鍵を持ってますから、心配しなくても開けてあげ――――」

「うはははは!営業しとらんのに、女の子がおるでー!お店の前に!」

「え!?お客さん!?」



キキッ!



そう言ったヤマトの言葉に合わせ、急停止するバイク。

その音に反応して、人影が動く。



(参ったな、まただわ・・・・)